Instagramといえば、国内でも非常に高いアクティブ率とユーザー数を誇るSNSのひとつです。
利用する企業も増加傾向にあり、インフルエンサーを本業に生計を立てているユーザーも少なくありません。
しかし、Instagramを始めたばかりの時は、フォロワー数が伸びなかったり、少なかったりすることに悩みをもってしまうケースも少なくありません。

本記事ではフォロワー数を増やすために必要となる、Instagramのアルゴリズムや仕組み、具体的な方法を紹介します。
Instagramを効果的に活用するためには、全体像をしっかりと把握した上で適切な対応をすることが必要不可欠です。

別途、一般人でもフォロワー数を増やすために役立つ知識を、初心者から中級者までわかりやすくまとめた記事もありますので、ぜひご一読ください。

また、この記事で説明しているコツは、TwitterなどほかのSNSにも通用しますが、下記の記事では、Twitterのフォロワーを増やす方法について詳しく説明していますので、ぜひご参考ください。

Instagramでフォロワー数を増やすにはユーザーの行動や特徴を知る

Instagramでフォロワー数を増やすには、ユーザの行動と特徴を知ることが必要となります。
本章ではInstagram上でユーザーが投稿やユーザーを見つけてからフォローに至るまでどのような行動になっているのか、また、投稿を最初のステップとなる投稿を見つけてもらうにはどのような方法があるのか、という点について解説いたします。

主にユーザは以下の流れで行動します

• 投稿者の投稿をユーザーが見つける(見つける手段は後述)
• 投稿者のプロフィールを見る
• 投稿者の過去の投稿などを見る
• 自分が知りたい情報や趣味趣向が合うようであればフォローする

当然のことではありますが、まずは投稿をユーザーに見つけてもらわなければ、Instagramを活用する意味がありません。
そこで重要な役割を持つのが、「ハッシュタグ」「発見」タブになります。

ハッシュタグとは#マークを使ってコメントやキャプションに追加できるタグのことです。
そのハッシュタグで検索したユーザーに関連の投稿が表示されるようになります。
さらに、ハッシュタグの中で人気投稿として評価されれば、画面上部に表示されるため、うまく活用すればより多くの人に見られやすくなるでしょう。

また、最近では発見タブの注目度、重要性が高まっています。
発見タブではフォローしている人や過去に「いいね！」した投稿などに基づいて、「まだフォローしていない」アカウントがシェアしたコンテンツが表示されます。
ユーザーにとっては検索など能動的な行動を起こすことなく、自分の興味関心に沿った新たなコンテンツが表示される為、利用する人が増えています。
フォロワー数を増やす上で発見タブから新たなユーザーにアプローチすることは有効な方法といえます。
一方で発見タブの表示コンテンツは一定のルール(アルゴリズム)のもとに決定されています。
次章ではInstagramのアルゴリズムについて詳細に解説します。

Instagramのアルゴリズムを理解する

Instagramのアルゴリズムを理解するためには、上記で触れたハッシュタグと発見タブのアルゴリズムを理解することが重要です。
アルゴリズムが見えてくれば、ハッシュタグの検索を行う際に人気投稿として評価され、発見タブにも表示されやすくなります。

また、フォローされていないユーザーにコンテンツを表示させる為には現フォロワーからの反応をもらう、表示がなされている、という点も重要なポイントとなるでしょう。
この章ではハッシュタグと発見タブ、リールやフィード、ストーリーズのアルゴリズムについてまとめます。

ハッシュタグとは

ハッシュタグはInstagramの1回の投稿に最大30個まで使用ができる、キャプションに組み込むタグのことです。
コンテンツをわかりやすくするラベルのような働きをするハッシュタグは、特定のキーワードでコンテンツを検索にかかりやすくする働きがあります。

発見タブとは

発見タブは、 Instagramの虫眼鏡マーク部分をタップした際に表示されるフィードのことを指します。
発見タブに表示されるコンテンツはそのユーザーが過去に「いいね！」や「フォローしている人」といった属性や行動履歴に基づきカスタマイズされたコンテンツが表示される仕様となっています。
また、発見タブからキーワード検索を行うことで、ハッシュタグ検索やアカウント検索等を行うこともできます。

フィードとは

フィードは一部広告を除く、フォローしている相手の新しい投稿が表示されるようになる 場所のことです。
基本的にはInstagramを開いた最初の画面で表示がなされます。フィードで表示されるコンテンツはユーザーが過去に見たコンテンツや、保存やいいね！をした傾向から優先的に自動で上部に表示されるようになります。

ストーリーズとは

ストーリーズは、最大15秒の動画投稿、ライブ配信が行えるサービスのことを指します。
ただし、ストーリーズは動画が残るリールとは異なり、投稿や配信を行った後に24時間経つと削除される仕組みになっています。
なお、詳しくは後述しますが、ハイライトに設定することで24時間後も動画を残すことができるようになります。

リールとは

リールは、最大30秒の動画投稿と閲覧ができる、Instagramの機能の1つです。
ストーリーズとは違い、ハイライトせずとも24時間後に動画が削除されることはありません。
投稿にキャプションをつけたりハッシュタグをつけたりできるため、より多くのユーザーに情報をキャッチしてもらいやすくなります。

ハッシュタグに関するアルゴリズム

Instagramにおけるハッシュタグは、SNSの投稿を行うタグとして利用されています。
ハッシュタグをつけるとそのハッシュタグで検索したユーザーに投稿を表示させることができます。
さらに、ハッシュタグの中でも人気投稿に入ると、検索時の画面上部に優先的に掲載されるため、よりユーザーに投稿を見られやすくなります。

インスタグラムではユーザーがハッシュタグをつけて検索を行うと、そのハッシュタグの投稿が表示されるため、自分が手に入れたい情報を探すことができます。
ハッシュタグにユーザーが検索するようなキーワードを含めることでユーザーに自分が投稿したコンテンツが表示される確率が高まっていきます。

しかし新規ユーザーへの大量アプローチを狙うばかりに、投稿内容と全く違うようなキーワードやあまりにも検索数が多いキーワードをハッシュタグに使ってしまうと、
「関係のない情報を扱うアカウント」と思われて、逆にユーザーからの親密度を下げてしまうことや投稿数が多すぎて該当ハッシュタグで検索してもすぐに表示順位が下がってしまうということになりかねません。

さらにハッシュタグが長すぎたり、つけすぎたりすると、宣伝が強く出過ぎてしまい敬遠されることもありえます。
＃の後にスペースを空けるだけで誰でも簡単にタグ化できる反面、適切なハッシュタグが選べないと逆効果になってしまう点には注意が必要です。

人気投稿に入るために重要視されている指標には以下のようなものがあります。

• 保存率
• コメント数
• ユーザーの滞在時間

人気投稿として評価されるためには、投稿がどれくらい保存されているか、コメント数の多さなど、それらの総合でランク付けが行われます。
ランクが上だと判断されれば、人気投稿として上位表示されるようになります。

ハッシュタグのアルゴリズムの注意点

ハッシュタグを使うときは、数字だけのものはおすすめできません。
Instagramのハッシュタグは、ユーザーが興味のあるキーワードを検索することが前提となるため、日付や年度だけの情報では内容がまったく見えてこなくなってしまいます。

ハッシュタグのアルゴリズムを最大限活用したいのであれば、「ユーザーが求めている情報に合わせたキーワードを使うこと」、「何を伝えたいのか分からないハッシュタグや、関係のないキーワードは使わない」それらのことを意識していけば、信頼を失うことなく検索してもらいやすくなるでしょう。

発見タブ・リールに関するアルゴリズム

発見タブと、リールに関するアルゴリズムについてそれぞれ解説します。
どのような仕組みで機能しているのか理解できれば、ユーザーに向けた適切な投稿ができるようになるでしょう。

発見タブに関するアルゴリズム

発見タブは、

投稿に関する情報

投稿者とのやり取りの履歴

などの情報をランク付けして、最も興味があるであろう投稿が選ばれます。
ユーザーがどのような投稿を行ったのか、いいねやコメント、保存を行ったコンテンツの傾向をデータ化し、機械学習にかけた上で興味関心があるであろうアカウントやコンテンツを表示します。

裏を返せば、多くのユーザーが興味を持つことを分析してより興味を引くコンテンツを投稿することができれば、新しい投稿を行った時に多くのユーザーへコンテンツが表示される確率が高まることになります。

発見タブではまだフォローしていないユーザーのコンテンツが表示されるため新規フォロワーを獲得する足がかりともなります。
発見タブに表示されるルール(アルゴリズム)を正しく理解し、表示率が上がるよう興味を引くコンテンツ作りを心がけましょう。

リールに関するアルゴリズム

リールに関しても、発見タブと同様です。
フォローしていないアカウントのコンテンツであっても、ユーザーにとって興味関心がありそうなコンテンツであれば表示されます。フォロワー数が少ないアカウントの投稿であっても、関連性の高いコンテンツを投稿していれば発見タブのリール枠に表示され、見てもらえる機会が増加します。

また、リールからアクセスしてきたユーザーに他の投稿に興味をもってもらえれば、他のユーザーに情報を共有してもらえる可能性も高まることから、リールにただ表示されるだけでなく、ユーザーが最後までコンテンツを読み取り、楽しんでもらえるよう工夫をしなければなりません。

商品の紹介やサービスの説明を書いていても、「面白い」や「楽しい」というように感じ取ってもらわなければ、Instagramでは評価されにくい傾向があります。

どうしてもフォロワー数が伸び悩んでしまっているという方は、いいねが多い投稿にはどのような特徴があるのか参考にしながら、投稿を行っていくことが大切です。ユーザーの興味を引きつつ、拡散してもらえるような質の高い内容の投稿を目指していきましょう。

投稿するネタがない場合は、少ないフォロワー数でも案件を受けられるインフルエンサーマッチングサイトに登録すると良いでしょう。

フィード・ストーリーズに関するアルゴリズム

フィードとストーリーズに関するアルゴリズムについて紹介します。
2つの特徴をうまくつかんでいけば、より多くのユーザーに興味関心を持ってもらいやすくなるでしょう。

フィードに関するアルゴリズム

静止画投稿や最長1分の動画投稿が行えるフィード投稿は、主にフォロワーのタイムラインに表示されます。
フォロワーのタイムラインに表示されるコンテンツは投稿者とフォロワーとの信頼度や愛着度が重視されます。

面白いと思ってもらってフォローしてもらえれば、新しい動画を投稿した時にすぐに反応してもらえ、同じ興味を持っている仲間に共有をしてくれるようになります。
フォロワーの好みをしっかりと把握して、より多くの人に拡散してもらうことを目的とした投稿を意識しましょう。

Instagramでは広告や企業の宣伝を行うような投稿はあまり好まれないため、フィードやストーリーズでより楽しく、オリジナリティ溢れるコンテンツを日常的に投稿することでフォロワーとのコミュニケーションが生まれ、フォロワーのタイムラインに投稿が表示されやすくなります。

また、フィードで重要視される指標は、

• 関心度
• 親密度
• 鮮度

などです。関心度とはユーザーニーズにあったコンテンツが投稿できているか、親密度とはユーザーとのコミュニケーション頻度を評価されます。
また、鮮度については最近の投稿であるかどうかが重要視されます。
これらの指標を意識しながらコンテンツの作成、投稿、ユーザーコミュニケーションを行っていくようにしましょう。

ストーリーズに関するアルゴリズム

ストーリーズとフィードのアルゴリズムには大きな違いはありません。
しかしストーリーズの場合、24時間経つと表示されなくなることから、いかにその日のうちに多くの人の興味関心を勝ち取ることができるかが重要視されます。

フォロワーの興味を引くことはもちろんのこと、多くのユーザーがどのような投稿にいいねをしているのか、どのように自分の投稿を検索したりアクセスしてくるのか把握しなければなりません。

Instagram で投稿を行う際は、内容から離れすぎない情報の面白さと正確さのバランスを保ちましょう。
さらにトレンドも意識しつつ、より多くの人が興味を持つような内容とテーマ、呼び込みたいユーザーのニーズに合わせた動画の投稿やライブ配信など、目的を明確にターゲティングをしっかりと行なった計画性を持つことも大切です。

Instagramでフォロワー数を増やす方法

それでは、実際にアルゴズムを理解した上でフォロワー数を増やす方法を紹介していきます。
ここで紹介する方法を大別すると「プロフィール」「投稿内容」「投稿方法」「その他の施策」の4つとなります。

自身のアカウントで合う/合わない施策が出てくるケースもあるため、自分たちにとって適切な方法なのかどうかも考えながら選んでいきましょう。
ユーザーに興味を持ってもらえる工夫ができれば、フォロワー数を増やすことも不可能ではありません。

プロフィールを充実させる

Instagramでフォロワー数を増やすために、まず大切になってくるのがプロフィールが充実しているかどうかです。
いくら質の高い投稿を行っていても、投稿している人物が魅力的でないとなかなかフォローにまでつながりません。

自分がどのようなテーマやジャンルを行なっていくのか明確にし、その内容に合わせて自分がどういった投稿を行なっていくのか、簡潔にわかりやすく伝えることが重要です。

プロフィールに記載する内容としては、どのようなテーマやジャンルで投稿していくのかといった情報と、人となりがわかるような内容が求められます。

会社であればどのようなことを行っているのか、自社商品・サービスのメリットなどといった情報を記載しておくと、信頼を持ってもらいやすくなります。
書きすぎるのはよくありませんが、情報が不足したり統一感がなかったりすると、相手にあまり良い印象を与えることができません。

自分の顔ともなるプロフィールは、わかりにくくならないように心がけて、「面白い投稿をしてくれる」という期待を持ってもらえるような内容にしましょう。

投稿する内容・コンテンツに一貫性を持たせる

趣味でInstagramをするのであれば、好きな内容を投稿していっても問題はありませんが、フォロワー数の獲得を目指すのであれば、投稿する内容とコンテンツに一貫性を持たせることが要求されます。

あれもこれも紹介したくなってしまいますが、決められたジャンルやテーマと関係のないような投稿をしてしまうと、訪れたユーザーが混乱してしまいます。
ひいては、フォローしてくれた人がフォローを取りやめる(フォロー外し)に繋がってしまい、フォロワー数を増やすどころか減少する可能性もあります。

そのようなユーザー離れを起こさないためには、投稿すると決めた内容に沿った一貫性のある内容にしていきましょう。
内容が統一された投稿を続けていけば、「あの人の投稿を見れば、欲しい情報が得られる」と信頼関係が築けるようになります。

また、テーマに合わせた文体や口調を決めて書いたりするなど、一貫した世界観や設定で投稿していくのも手段の1つです。

エンゲージメントを増やすための投稿スタイル

エンゲージメントを増やすためには、視覚的なコンテンツの作成、質問を含むキャプションの作成、投稿に対する迅速な反応などがあります。

これらはすべてフォロワーとの関係を深め、新しいフォロワーを引き付けるのに役立ちます。

適切なハッシュタグを設定する

なかなかフォロワー数が増えない理由の1つには、ハッシュタグがうまく設定できていないケースがあります。
ハッシュタグはどのような投稿を行なっていくのか、ユーザーに伝えられる役目を持ちます。

そのため、みんながわかる人気の高いキーワードを選んでしまいがちです。
ある程度フォロワー数が安定しているアカウントであれば問題はないのですが、フォロワー数が少ないうちから人気の高いキーワードを選んでしまうと、他の投稿に埋もれてしまいかねません。

そんな時に役立つのが、複合キーワードを入れたハッシュタグの設定です。
例えばレストランの宣伝をしたいのであれば、「レストラン×個室」、「和食レストラン」などのように、キーワードを組み合わせて使うと差別化が行えます。

そうすることで、「普通のレストランとは違う」と興味をもってもらいやすくなります。
ただし、投稿内容と関係のないハッシュタグの設定は不信感を持たれることもあるため、全く関係のないキーワードで興味を引く方法はおすすめできません。

最適な投稿頻度で更新する

フォロワー数を稼げていない時は、特に持続して定期的に投稿を続けていくことが重要です。
投稿をすればするだけ多くの人に目に付きやすくなるため、ユーザーにアピールする方法として積極的に投稿をしていくことを意識しましょう。

ただし、必ず毎日投稿しなければならないというわけではありません。
投稿が過剰になってしまうと逆に「しつこい」と思われてしまうことから、2、3日に1回程度の頻度にしておくことを推奨します。

タイミングを計画的に決めていけば、投稿内容を考える時間を作っていくこともできるため、多すぎず、少なすぎない投稿を目指してください。
質の高い投稿を続けていくためにも、投稿が安定できるように無理せず続けていくことが大切です。

投稿が定期的になれば、フォロワーがそのタイミングでアクセスしてくれやすくなるため、信頼アップが狙えると同時に、より多くの人に共有してもらいやすくなるでしょう。

動画投稿もおこなう

Instagramに投稿するコンテンツは、なにも画像や文章だけではありません。
フィードの動画投稿やストーリーズまたはリールを活用して、PR動画を投稿しているユーザーも増え始めています。

毎回文章だけの投稿を行おうとすると、面白い内容がなかなか思いつかない時もあります。
そのような時こそ、動画を作成して投稿する方法が役立ちます。
動画であれば商品の紹介をよりリアルに、より詳しく伝えることができるため、何か書くネタがなくなってしまったという時は、テーマやジャンルにあった動画の投稿を行ってみてはいかがでしょうか。

しかし、動画をあげるときも一貫性のないものはあげないようにご注意ください。
全く無関係な動画をあげてしまうと不審に思われてしまうこともあるので、内容もじっくり精査した上で作成していきましょう。

フォロワーやユーザーとコミュニケーションをとる

Instagramのフォロワーをより増やすためには、ただ投稿を続けていけばいいというわけではありません。
自分たちの投稿に何かしらの反応をしてくれたユーザーやフォロワーとコミュニケーションをとることも必要不可欠です。

Instagram上での一番簡単なコミュニケーションは、気に入ったアカウントがあれば「いいね」することです。
いいねを押してくれる相手がいれば、ユーザーもその相手に興味を持つようになるため、お互いがいいねし合えるようなフォロワーを獲得することにも繋がります。

さらにフォロワーやユーザーからコメントをもらったら、返信をすることです。
できるだけただ返信するのではなく、コメントをくれた相手先のインスタに関しての感想などを書くと、より信頼度や親密度を持ってもらえるようになるでしょう。

一方通行だけの投稿では、なかなか興味を持ってもらえないのがInstagramの特徴です。

位置情報を有効活用する

Instagramでは、ハッシュタグだけでなく投稿したコンテンツに、撮影した場所や建物の位置情報を載せることができます。
ストーリーに位置情報を載せる時は、自分の位置情報が伝えられるロケーションステッカーを追加すれば表示されるようになります。

その土地で販売を行っているショップや、レストランやカフェなどの飲食店に関しての投稿を行う場合、その周辺に住んでいるユーザーやフォロワーに興味を持ってもらいやすくなります。
また、動画内容や投稿で「訪れてみたい」と思ってもらえれば、実際の集客につなげられるようになる結果、 インスタグラマー（インフルエンサー）としての評価も高まることでしょう。

地元に根付いた活動をしている方にとっては、地域の宣伝になることはもちろんのこと、自身の活動を知ってもらえるきっかけ作りになります。

ストーリーズの活用とハッシュタグ設定

ストーリーズはInstagramに15秒の動画投稿が行える上、ハッシュタグを設定して投稿することができるようになっています。
ユニークな動画を投稿して集客が見込めるストーリーズと、多くの人が検索しやすくなるハッシュタグの両方を活用すれば、より宣伝効果のある投稿が行えるようになるでしょう。

また、ハッシュタグをただのタグとして使うのではなく、ストーリーズの動画の中で色やフォントを変えて表示させることもできるため、訪れたショップなどを宣伝してプロフィールへのアクセスを誘導するといった使い方も可能です。

ストーリーズとハッシュタグのアルゴリズムを理解して、上手に使っていけるかどうかも、 Instagramをフル活用するために必要なポイントです。

ハイライトを設定する

ストーリーズは24時間経過すると削除されてしまいますが、ストーリーズハイライトを活用することで、既に削除されているものをまとめて残していくことができます。
ハイライト機能を使えば、フォロワーに見せたい動画を24時間経った後も残せるため、見逃してしまったフォロワーや、ストーリーズを投稿した後にフォローしてくれたフォロワーに対して今までの活動履歴や告知したい内容などを遡ってみてもらうことが可能となります。

残しておくと効果的なハイライトは、

• アカウント紹介
• コンテンツや企業案件に合う内容
• 活動の写真や動画投稿

などです。ハイライトで何を残していくのか慎重に考えて、これだけはユーザーに届けたいというものをピックアップしていきましょう。
せっかく作ったものを無駄にしないためにも、ハイライトの設定はとても重要な役目を担っています。

Instagramライブ(インスタライブ)を活用する

Instagramライブを活用して、生配信を行うこともユーザーとのコミュニケーションがとれる方法です。
Instagramライブでは、ライブ配信を開始するとユーザーの上部に通知されるようになる他、フォロワーにはライブが始まったことを伝える通知が届きます。

ライブ配信中は配信側の一方的なものではなく、視聴している人々とリアルタイムでコミュニケーションがとれるため、より身近に感じてもらうことができます。
もし、ライブ中に視聴者からのコメントがあった時は、出来る限り拾って対応していくことも求められます。

そこでうまくコミュニケーションをとって信用してもらえるようになれば、フォローしてくれるユーザーも出てくるようになります。

どんな内容を配信すればいいかはユーザによって異なりますが、参加しているイベントの配信を行ったり、商品の使い方を紹介したりするなど、様々なことが行えます。

Instagramショッピングの活用

Instagramはビジネスユーザーに対して商品を直接投稿内で販売する機能を提供しています。

この機能を活用すれば、フォロワーに対する付加価値を提供し、結果的にフォロワー数を増やすことが可能になります。

リールを活用する

リールは、2020年の8月に追加されたばかりの新機能で、素人の方でも品質の高い動画が作れるように15秒もしくは30秒のエフェクトや音がつけられるショートムービーが作成できるサービスです。

ストーリーズと異なる部分は発見タブに表示されるようになるところです。発見タブに表示されるようになれば、フォロワーが増える可能性が高まります。

基本的にはストーリーズと同じように、自分が発信しているテーマやジャンルに沿った形の動画を作成して、視覚的な情報と音を巧みに使った商品の紹介やPRができます。
なお、全く関係のない情報や、何を伝えたいのか分かりにくい動画はアップしないように注意しながら投稿を行うことが重要です。

トレンドに乗った投稿を行う

一貫した内容を提供することが重要だとお伝えしましたけれども、トレンドに乗っているような言葉を使って投稿を行うことも効果的な方法です。
あまりにもかけ離れた言葉を無理やり入れると反感を生むかもしれませんが、トレンドになっているトピックやイベントの特集と題して普段とは違った投稿を行うのも戦略の1つです。

ターゲットとしているユーザーが必ずしも興味を持ってくれるというわけではありませんが、トレンドに関する内容のものを書けば、より多くのユーザーの目に入りやすくなることは確かです。

どのような言葉がトレンドなのかは、Instagramの人気投稿や様々なSNSで人気の集まっている事柄やバズっているものを探せばすぐに見つかります。
Instagramを活用したビジネスを考えるのであれば、トレンドに敏感になっておくことも忘れないようにしましょう。

UGCを活用する

UGCとは「User Generated Content」を略した言葉で、ユーザー生成コンテンツとも呼ばれる、ユーザーによって作られたコンテンツのことを指します。
企業が行なっている投稿ではなく、個人が行なっているInstagramの投稿や、ストーリーズ、写真などを指します。

このUGCをどのように活用するかというと、例えばインフルエンサーは、自分が作ったハッシュタグをつけて投稿してくれた人の投稿を、自アカウントで紹介して情報を共有することで、お互いがフォローしあえるような関係づくりが行えます。

シェアをし合って情報を共有していくInstagramだからこそ、UCGを上手く利用して、新規ユーザーへ広まる可能性を高めていきましょう。

プロアカウントで分析を行う

どのような投稿を行えば多くのユーザーに興味を持ってもらえるかは、データがなければ正確な情報が得られません。
何も情報がなく何となくこれが人気だったからと投稿を続けていても、フォロワー数は増えません。

そこで、Instagramの投稿に関するデータをレポートとして表示させることができる、プロアカウントを活用した分析を行う方法がおすすめです。
プロアカウントで作成されるレポートではどれだけの人数が見てくれたかはもちろんのこと、男女比や年齢層まで分析することができます。

それらの情報を活用して分析を行っていけば、どのような投稿を行った時にどのような人たちの注目を集めるのか理解することができます。
何をするにしても、ユーザーやフォロワーの動向が見えてこないと施策のしようもありません。

ただ流れ作業のようにInstagramの投稿を行うのではなく、調査・分析を行い、適切な内容を決めてコンテンツを作成し、投稿していくことはビジネスを成功させる定石です。
Instagram(インスタグラム)プロアカウントの開設方法やメリットについて紹介している記事も合わせてご覧ください。

Instagramキャンペーンを開催する

Instagramでフォロワー数を伸ばす要因には、ユーザーやフォロワーが楽しいと感じてもらえるかどうかです。
せっかくフォロワーになってもらっても、同じような投稿が続いてしまっていたら自然と興味が失っていってしまいかねません。

そこで動画コンテストや写真コンテストなどのキャンペーンを企画して、フォロワーやユーザーに楽しんでもらうことも多くの人の興味を引くきっかけとなります。
ちなみに、企業がキャンペーンを開催する際には指定したハッシュタグをつけるなどのルールで実施することもも少なくありません。

しかし、キャンペーンは参加してくれるフォロワー数がある程度確保できていないと盛り上がらないため、しっかりとフォロワー数が安定して、アカウントが十分に育ってからキャンペーンの活用を考えていきましょう。

コラボレーションによるフォロワー数の増加

別のユーザーやブランドとのコラボレーションは、新たな視聴者を引き付け、Instagramのフォロワー数を増やす有効な方法です。

他SNSでの投稿や宣伝を行う

最後に紹介する方法は、Instagramの活用方法ではありませんが、他のSNSと併用して宣伝や投稿を行っていくことも、新規フォロワーを獲得することにつながります。
もし、他のSNSで興味をもってもらえれば、「Instagramも調べてみよう」と思ってもらえるかもしれません。

また、いくら登録ユーザーの多いInstagramだといっても、日本中や世界中の全ての人が登録しているわけではないため、少なからずリーチできないユーザーも存在しています。
Instagramの投稿ばかりに目が行ってしまっていると、潜在フォロワーを見逃してしまうことにもなりかねないため、様々なSNSを使っていくことも検討してみてはいかがでしょうか。

宣伝できる幅を広げてより多くのユーザーに興味を持ってもらえるように、様々なSNS戦略を立てていきましょう。

フォロワー数を増やす有料サービスについて

フォロワー数を増やすための有料サービスも存在しています。
Instagramの有料サービスには以下のような方法があります。

フォロワーの購入

有料ツールを利用する

Instagramの運用を依頼する

フォロワーの購入は、Instagramのフォロワーを販売している外部サービスからフォロワーを購入する手段のことです。
しかし、フォロワーの売買はInstagramの利用規約に違反するため、アカウントが凍結もしくは削除されてしまう可能性があります。

また、フォロワーを購入してしまうと不自然にフォロワーの人数が増えることから、現在のフォロワーが不自然に感じてしまいかねません。
とりわけ、偽フォロワーをチェックする方法は簡単なので、容易く見破られます

もっとも、有料ツールを使用することはInstagramの規約違反に該当する可能性もあるため注意が必要です。

Instagramのフォロワー数を増やすために規約違反となるような有料サービスを活用することは、アカウントの削除や凍結といった大きなリスクを伴うのでやめておきましょう。

Instagramでフォロワー数を増やす方法まとめ

Instagramでフォロワー数を増やすためには、Instagram上でコンテンツが表示されるルール(アルゴリズム)を把握した上で自分のアカウント、コンテンツに興味をもってもらえるよう工夫していくことが重要です。
投稿方法、表示画面によってそれぞれ表示アルゴリズムは異なりますが共通している点として「ユーザーと関連性の高いコンテンツを投稿する」「ユーザーからの反応を得る」、「ユーザーとコミュニケーションを取る」ことです。
それによって投稿がハッシュタグや発見タブなど様々な画面で表示され、ユーザーからの信用へと繋がり、フォローされることになります。
一方的な投稿を行なっていてはフォロワーが増えないどころか、減少してしまうことにもなりかねないため、多くの人に興味を持ってもらい続けるような内容を意識しなければなりません。

また、定期的に投稿を行ったり、ユーザーの動向を把握したりするなどして、PR動画なども含めたユーザーニーズを満たせるような投稿が求められます。
つまり、Instagramでフォロワー数を増やすためには、高品質な投稿を行いながらハッシュタグや発見タブなどで、ユーザーやフォロワーのことを理解したキーワード選び、コンテンツ作りをしていかなければなりません。

しかし、そもそも投稿するネタが無いと苦しんでいるインスタグラマーがいることも事実です。
インフルエンサーとして活躍したいと思っているがPRの仕事を受けるためには一定のフォロワー数が必要である場合も多くあります。
フォロワー数を増やすためのコツを本記事ではご紹介しましたがそもそも投稿するネタがなく、フォロワー数が伸び悩んでいる、といった方も多くいます。

フォロワー数を増やすためにはコンテンツのネタが必要となります。
ネタを獲得するためにマッチングサイトへ登録する、という方法もありますがマッチングサイトで仕事を引き受けるには一定のフォロワー数が必要となります。

ANDBUZZではフォロワー数が少なくても案件が受けられるような環境を整えています。
フォロワー数が少ないうちから投稿ネタの提供が豊富あるため、フォロワー数を伸ばせる環境が整っています。Instagramのフォロワー数を増やす施策にお悩みを持たれている方は、ANDBUZZにご登録されると良いでしょう。