インスタのPR案件とは、インフルエンサーとして活動しているインスタグラマーが、インスタグラムにおいて、企業の商品・サービスを宣伝する案件のことです。
企業側は、インフルエンサーの影響力を利用して、自社のサービス・商品の認知度を高めたり、インフルエンサーのフォロワーに販売したりできるというメリットがあります。
インフルエンサー側は、商品を無料でもらったり、サービスを無料で体験できたりするほか、PR案件の報酬を収入して得るなど、インスタの収益化ができるといったメリットがあります。
フォロワー数が一定でないと、インスタのPR案件は受けられないと思われがちですが、実は最近では、フォロワー数が少なくてもPR案件が受けられるようになりました。
InstagramのPR案件には、主に3つの種類の報酬が設定されます。これから、それぞれのタイプと相場について説明します。
また、インスタグラマーの収入は、実際はどれか一つだけではなく、「組み合わせ」で使われる結果になります。
通販・ECサイトや物販の場合などは、企業か無料で商品が提供されます。これをギフティングとも言います。もしくは、ネイルサロンや飲食店などでは、サービスの無料体験ができます。
商品の無料提供(ギフティング)かサービスの無料体験は基本
であり、
インスタのPR案件とアフィリエイト案件との決定的な違い
であることを覚えましょう。
そもそも、商品が手元にない状態やサービスを受けていない状態ですと、インスタにあげる写真や動画などの素材を確保できませんし、ステマになる恐れもあります。
ギフティングや無料体験とは別に、投稿回数やフォロワー数に応じて、固定報酬が支払われることもあります。「フォロワー数に関わらず、投稿1回につき〇〇円」や「フォロワー単価○○円」という風に設定されることになります。
企業側が一気に多くのインフルエンサーを採用しようと、「1投稿○○円」のスタイルを採用する傾向が見られます。多くのインフルエンサーのフォロワー数を把握しなくても済むからです。
相場としては、1投稿1,000円~10,000円のレンジ内に収まることが多いです。
フォロワー数の多いインフルエンサーは不公平だと感じるかもしれませんが、採用数が多く、採用率も高いので、「初回は提示された金額でPRし、次回以降にフォロワー数に応じた金額を提示する」という作戦は極めて有効です。
1フォロワーにつき〇〇円というフォロワー単価方式は、企業側はそれぞれのアカウントのフォロワー数を把握し管理することになりますので、
採用数が少なく、採用率も低い
という傾向だけではなく、より多くのフォロワー数を要求するなど、
フォロワー数に関して厳しい
傾向が見られます。
フォロワー単価の相場は1フォロワー1円~3円が平均でしょう。
フォロワー単価方式は、確かにインスタグラマーにとって公平でしょうが、1万人以上のフォロワーを持つインフルエンサーでさえ採用されないなど、非常に競争が激しいPR案件になります。
一定期間を計測期間として定め、その期間内にインフルエンサーがPRした投稿のいいね数やエンゲージメント率をもとに、報酬を変動で支払うというスタイルです。
例えば、投稿した日からの30日間を計測期間として、1いいねにつき5円という報酬設定のケースを考えましょう。30日後において、投稿のいいね数が100であれば、500円の報酬が発生することになります。
いいね数の相場としては1いいねにつき5円~10円が平均でしょう。
なお、いいね数ではなく、エンゲージメント率で支払う形式もありますが、段階的に報酬が設定されることが多く、どの指標にするかによっても異なりますし、あまり見られないことから、ここでは割愛させていただきます。
インスタグラマー経由で売れた分の何%を報酬として支払うスタイルは、アフィリエイト型として、馴染みのある報酬種類でしょう。
成果報酬は、状況次第ではインフルエンサーにより多くの収入をもたらすことも可能である一方で、全くもらえない(報酬が発生しない)可能性も考えられることから、AndBuzzとしては推奨していません。
商品の無料提供やサービスの無料体験の「ついでに」という感覚が重要になります。
インスタのPR案件をもらうには、
スカウトが来るのを待つ
気になる商品の企業アカウントへアプローチ
インフルエンサーマッチングサイトへ登録
の三つの方法があります。
まずは、いずれの方法にも共通する事項をお伝えしますので、インスタでPR案件をもらいたい方は、これらの共通事項を実施してください。
アカウントを公開にすること:アカウントを非公開にしてしまうと、「フォロワーへのPRしかできない」ことになるので、PRの効果も薄まれてしまいます。その結果、企業はPR案件の依頼を見送ります。
インスタのプロフィールを充実させること:自己紹介であるプロフィールを通じて、企業に自己アピールすることで、PR案件の依頼をするかどうかの判断材料を企業に提供することになります。
投稿を行っていること:PR案件を依頼する企業は、応募者のインスタの投稿を通じて「どのような投稿を行っているのか」、「自社の商品・サービスとマッチするか」を把握・判断することになります。
まずは、この3点を必ず実施した上で、下記の3つの「インスタのPR案件をもらう方法」でアプローチしてください。
インスタのプロフィールを充実させ、投稿も定期的に行っていると、企業からPR案件の打診が来ることもあります。
主にDMやコメントから来ることが多いでしょう。
ただし、企業からPR案件のスカウトが来るのを待つ方法は、
待っているだけで何も積極的にできない
フォロワー数が多くないとスカウトは来ない
最近では詐欺案件のDMも多い
などの理由から、インスタのPR案件を受けたい人にはおすすめできない方法になります。
待っているだけではなく、自ら企業のインスタアカウントへDMやコメントでPR案件をもらう方法です。
このような方法は、スカウトから待つという方法と比べて、自ら積極的にアクションを起こすことができますし、詐欺案件からも避けられますが、
フォロワー数が数万人もしくは数十万人以上でないと、相手にされません。
しかも、返信率が非常に低いので、コスパの高い方法では言えません。
というのも、
企業もインスタのPR案件を募集しているとは限らない
からです。
フォロワー数5万人~10万人のインスタアカウントでも、返信率は0.1%だと言われています。
つまり、1,000通のDMを送ったところで、返信は1通しかない、という計算になります。
フォロワー数が1万人以下ともなると、返信率は0%まで下がることになります。
インフルエンサーマッチングサイトであれば、詐欺案件からも避けられますし、登録している企業は確実にインスタのPR案件を実施しているので、成功率も上がります。
しかも、フォロワー数5万人~10万人以上という厳しいフォロワー数の条件はなく、1万人以上のフォロワー数であれば、インフルエンサーマッチングサイトへ登録し、PR案件をもらえます。
しかし、それでも1万人のフォロワーの条件が課されているので、フォロワー数が3,000人以下や1,000人未満の方は、案件をもらえないことになります。
フォロワー数が少ない方がインスタのPR案件をもらうには、2つの方法しかありません。
一つは、
フォロワー数を増やすことです。
しかし、フォロワー数はそう簡単には増えません。時間と労力が必要です。
そもそも、フォロワー数を簡単に増やせることができたら、普通にインスタのPR案件を受けているし....
もう一つの方法は、
フォロワー数が少なくてもPR案件がもらえるインフルエンサーマッチングサイトへ登録
することです。
たとえば、AndBuzzは、インフルエンサーデビューをコンセプトに、フォロワーが少なくても、PR案件が受けられる環境を整えています。
2022年9月現在では、常に5,000件以上のPR案件が掲載されており、
フォロワー数が少ないけど、インスタのPR案件を受けたい人は、一度登録してみると良いでしょう。