Youtubeの広告種類をわかりやすく解説!収益化するためのおすすめの選び方を公開
- YouTubeの広告とは
- Youtubeの広告種類をわかりやすく解説
- インストリーム広告
- スキッパブル広告(インストリーム広告)
- ノンスキッパブル広告(インストリーム広告)
- バンパー広告
- オーバーレイ広告
- インストリーム広告
- 収益化するためのおすすめの選び方
- スキップブル広告は戦略的に選ぶ
- ノンスキップブル広告を中心に設定しつつも、頻度に要注意
- バンパー広告はノンスキップブル広告の補助役・調整役
- オーバーレイ広告は情報提供系の動画に適している
- 【番外編】広告フォーマットの設定
- デフォルトの広告フォーマットを設定する
- 既に設定した動画の広告種類を変更
- 個別の投稿・動画で広告の種類を設定する
- 複数の動画に一括で広告の種類を設定する
- YouTubeの広告種類とおすすめの選び方のまとめ
Youtubeの広告種類をわかりやすく解説!収益化するためのおすすめの選び方を公開
本記事では、Youtubeの広告種類をわかりやすく解説し、その後、4つの広告種類をどうやって選ぶか、どう組み合わせるかを説明しています。
YouTubeの広告とは
Youtubeの広告とは、投稿者が掲載する動画内に表示される広告のことを指します。動画内の広告が見られたり、クリックされたりすると、投稿者は、Youtubeより広告収入が支払われます。
Youtubeを運用しているYoutuberにとって、Youtubeの広告収入は大きいな収益源の一つであり、Youtubeを収益化にするために、欠かせない手段の一つです。
Youtubeを収益化させる方法は、そのほかにも、
- 企業タイアップ・PR
- YouTubeショート
- YouTubeプレミアム
- YouTubeチャンネルメンバーシップ
- スーパーチャット
- スーパーステッカー
- スーパーサンクス
- グッズ販売
- チケット販売(国内未実装)
などが挙げられますが、この記事では、Youtube広告でマネタイズする方法と広告の種類および選び方について説明しています。ほかのマネタイズ方法につきましては、「YouTube収益化の方法・条件・コツや手順を解説」をご参考ください。
また、この記事は、Youtubeの広告の種類および選び方に焦点を当てていますので、もう少し知りたい方は、「YouTuberの広告収入(利益)はどれくらい?広告収入の仕組みや稼ぐコツを解説」を併せて参考すると良いでしょう。
Youtubeの広告種類をわかりやすく解説
Youtubeでは、下記4つの広告種類(フォーマット)を用意しており、クリエイター(Youtuber)は、動画に、どのようなフォーマットの広告を表示させるかを選ぶことができます。
- インストリーム広告(スキッパブル広告)
- インストリーム広告(ノンスキッパブル広告)
- バンパー広告
- オーバーレイ広告
また、広告収入が発生するタイミングやマネタイズの条件、それから、広告が表示される位置などは、Youtubeの広告の種類によって変わります。そのため、動画の長さや内容に合わせて、最適な広告の種類を選ぶことが、YouTubeで稼ぐのに、極めて重要なポイントとなります。
まずは、この4つのYoutubeの広告の種類について、わかりやすく説明します。Youtubeの広告の選び方につきましては、最後の、「収益化するためのおすすめの選び方」で詳しく説明します。
インストリーム広告
インストリーム広告は、5秒以上の動画広告で、動画の再生前、再生後、それから、再生中に表示されます。インストリーム広告にも、また、途中スキップ可能なスキップブル広告と途中スキップできないノンスキップブル広告の2種類があります。
スキッパブル広告(インストリーム広告)
「スキッパブル広告」は、広告が自動的に再生され始めてから、5秒経過するとスキップが可能になる広告です。
広告収入が発生するタイミングは:
- 広告が最後まで見られた場合
- 広告が30秒以上見られた場合
- 30秒以内に広告がクリックされた場合
になります。
なお、スキップ可能な広告なので、もしも、ユーザーが30秒以内に広告をスキップした場合、収入は発生しません。
ノンスキッパブル広告(インストリーム広告)
「ノンスキッパブル広告」は、長くて15秒の広告で、広告が自動的に再生され始めたら、終わるまで途中スキップできない広告形式です。
ノンスキッパブル広告の広告収入が発生するタイミングは: 広告が再生されるたび となります。
つまり、再生回数に応じて、広告収入が得られる広告種類となります。
バンパー広告
バンパー広告」は、長くて6秒という短い広告の形式で、インストリームのノンスキップブル広告と同じく、途中スキップはできません。
バンパー広告が表示されるタイミングは、 動画の再生前 動画の再生中 動画の再生後 です。
また、バンパー広告の広告収入の発生タイミングは、インストリームのノンスキップブル広告と同じく、広告が再生されるたび、となります。つまり、再生回数に応じて、広告収入が得られる広告種類となります。
オーバーレイ広告
オーバーレイ広告は、他の広告の形式と異なり、動画ではなく、画像・テキスト広告となります。表示される場所は、動画再生画面の下部になります。あの、「半透明のバナー広告」がそうです。
オーバーレイ広告は、動画再生中にずっと表示されており、収益が発生するタイミングは、ユーザーが広告をクリックした場合のみです。
収益化するためのおすすめの選び方
Youtubeで広告収入を得たい場合、スキップ可能なインストリーム広告とスキップできないインストリーム広告、バンパー広告、オーバーレイ広告をどのように選べばよいでしょうか?
巷では、 スキップ広告は、表示される回数が多いものの、収益条件が厳しく、ほとんどのユーザーは広告をスキップしてしまうため、おすすめできない ノンスキッパブル広告は、途中のスキップができないため、ユーザーに嫌われる パンパー広告は、ユーザーの離脱が少なく、収益の発生率も高いため、おすすめ オーバーレイ広告は、ユーザーがクリックしない限り、収入は発生しないので、おすすめできない などなどが言われていますが、 実は、最大限に収益化をするためには、 投稿する動画の長さと性質・内容・種類で最適な広告種類を選ぶこと が求められています。言い換えれば、投稿に合わせて、正しく広告の種類を選ぶことが、Youtubeで収益をあげるためのコツということです。
選び方に入る前に、もう一度この4つの広告種類を整理します。
項目/種類 | スキップブル | ノンスキップブル | バンパー | オーバーレイ |
長さ | 5秒~(数分の場合もある) | 5秒~15秒 | ~6秒 | ---(画像・テキスト) |
表示 | 動画の再生前 動画の再生中 動画の再生後 | 動画の再生前 動画の再生中 動画の再生後 | 動画の再生前 動画の再生中 動画の再生後 | 動画再生中 |
収益発生タイミング | 広告が最後まで見られた場合 広告が30秒以上見られた場合 30秒以内に広告がクリックされた場合 | 広告が再生されるたび | 広告が再生されるたび | 広告がクリックされた場合 |
スキップブル広告は戦略的に選ぶ
スキップブル広告は、収益条件が厳しく、ほとんどのユーザーは広告をスキップしてしまうものの、単価が高いため、戦略的に設定することがポイントです。
ユーザーがスキップしない、スキップできないような状況であれば、スキップブル広告は莫大な収益をもたらす場合があります。
たとえば、作業用のBGMがこれに該当します。
作業用のBGMを流すとき、多くの場合、広告をスキップできないので、こういう動画にスキップブル広告を設定すると、収益を最大化にできる可能性はあります。
もう一つの例を挙げると、 子ども向けの動画 です。
最近では、在宅勤務する家庭も増えており、育児しながら仕事をする人も増えています。その時に、子どもにYoutubeの動画を見せる家庭も少なくないでしょう。多くの場合、Youtubeの動画をずっと「流す」だけなので、そこには、スキップブル広告で収益を上げるチャンスが秘めています。
言ってみれば、自分自身がYoutubeを使っているときに、 どういう状況でどういう動画を見ている時は広告をスキップしないか を考えれば、どういう動画に、スキップブル広告を選んだ方が良いかが自ずとわかってきます。
ノンスキップブル広告を中心に設定しつつも、頻度に要注意
ノンスキップブル広告は、再生されるたびに収益が発生するので、動画に広告の種類を設定する際には、メインにしたいところです。
ただし、ノンスキップブル広告は、長くて15秒と短いとは言え、途中でスキップできないため、多く入れすぎてしまうと、ユーザーに嫌われます。そのため、ノンスキップブル広告を中心に設定しつつも、頻度や比例には注意しましょう。
バンパー広告はノンスキップブル広告の補助役・調整役
バンパー広告は、長くて6秒という点以外は、ノンスキップブル広告とほぼ同じですが、単価が低く、バンパー広告は2回以上連続で表示されることもあることから、ノンスキップブル広告の補助薬・調整役として利用すべきです。
オーバーレイ広告は情報提供系の動画に適している
オーバーレイ広告は、ユーザーが広告をクリックしてくれなければ、広告収入は発生しません。では、ユーザーはどういう時に、広告をクリックするかといえば、 何らかの情報を探し、その情報に関する動画が表示され、関連する広告が表示されている 時です。
そう考えると、オーバーレイ広告は「情報発信系」の動画に適している広告の種類であることはわかるでしょう。
たとえば、 商品・サービスのレビュー・検証動画です。
逆に言えば、自分の意見を述べているコメント系の動画に、オーバーレイ広告は適さないでしょう。
商品・サービスのレビュー・検証動画であれば、ユーザーは、その商品・サービスに興味を持っているので、当然に、広告をクリックか確率もあがります。
対して、自分の意見を述べているコメント系の動画のユーザーは、何に興味を持っているかと言えば、「投稿者自身」や「投稿者のコメント」に興味を持っているため、広告に興味を持つ可能性も低くなります。
つまり、ユーザーは「何に興味を持っている」かによって異なるのです。
なお、字幕が付いている動画の場合は、なるべくオーバーレイ広告を選ばない方が良いでしょう。字幕とオーバーレイ広告とが被り、ユーザーは、「見るのをやめる」からです。
【番外編】広告フォーマットの設定
Youtubeでは、クリエイター(Youtuber)は、動画に、どのようなフォーマットの広告を表示させるかを選ぶことができますので、最後に、いくつか設定の仕方を説明します。
デフォルトの広告フォーマットを設定する
デフォルトの広告フォーマットを設定すると、設定後に投稿した動画には、自動的にこの設定が適用されます。
デフォルトの広告フォーマットを設定する手順:
- 【YouTube Studio】にログイン
- 左側のメニューで 【設定】設定]をクリック
- 【アップロード動画のデフォルト設定】をクリック
- 【収益化】を選択
- 【広告の種類】において、デフォルトに設定したい広告の種類のチェックボックスをオンに
既に設定した動画の広告種類を変更
既に広告の種類を設定した動画の広告種類を変更する手順:
- 【YouTube Studio】にログイン
- 左側のメニューから【コンテンツ】を選択
- 動画のタイトルまたはサムネイルをクリック
- 動画の設定に、広告種類を選び、 【保存】
個別の投稿・動画で広告の種類を設定する
投稿した動画は、自動的にデフォルトで設定された広告種類が適用されますが、下記の手順に従い、変更することができます。
- 【YouTube Studio】にログイン
- 左側のメニューから【コンテンツ】を選択
- 広告種類を変更したい動画を選択
- 左側のメニューで 【収益化】を選択
- 掲載する広告の種類を選択
- 【保存】をクリック
複数の動画に一括で広告の種類を設定する
複数の動画の広告種類を一括で変更する手順は:
- 【YouTube Studio】にログイン
- 左側のメニューから【コンテンツ】を選択
- 動画のサムネイルの左側にあるグレーのボックスをオンに
- 【動画】リストの上の黒いバーにある 【編集】プルダウンから 【収益化】をクリック
- 収益化のプルダウンで【オン】をクリック
- 【追加 / 編集】をクリック
- 【動画を更新】をクリック
- 【結果を承知のうえでこの操作を行う】 ボックスをオン
- 【動画を更新】をクリック
YouTubeの広告種類とおすすめの選び方のまとめ
Youtubeでは、
- インストリーム広告(スキッパブル広告)
- インストリーム広告(ノンスキッパブル広告)
- バンパー広告
- オーバーレイ広告
と4つの広告種類を用意しており、クリエイター(Youtuber)は、動画に、どのようなフォーマットの広告を表示させるかを選ぶことができます。
Youtubeの広告で収益化をする際の最も重要な原則は、 投稿する動画の長さと性質・内容・種類で最適な広告種類を選ぶこと です。
具体的には
- スキップブル広告は戦略的に選ぶ
- ノンスキップブル広告を中心に設定しつつも、頻度に要注意
- バンパー広告はノンスキップブル広告の補助役・調整役
- オーバーレイ広告は情報提供系の動画に適している
などが挙げられます。
最も有効な広告種類選択戦略と広告種類の組み合わせは、
- 基本的にノンスキップブル広告をメインにすることです。しかし、ノンスキップブル広告を多く入れすぎてしまうと、ユーザーに嫌われるため、頻度や比例を注意しつつ、バンパー広告を補助役・調整役にすること。
- この方針のもとに動画の広告種類を設定しながら、音楽BGMや子ども向けの動画など、スキップできない、もしくは、スキップしないような動画企画があれば、ためらいなくスキップブル広告を利用すること。
- 定期的に、商品のレビュー・検証動画を企画し、オーバーレイ広告で更なる収益を目指すこと。
商品のレビュー・検証動画を企画する際に、自分で商品を購入するのもアリですが、企業のPR案件を受けるのも一つの手です。