Twitterのエンゲージメント数とは?確認方法とエンゲージメント向上のコツ
- Twitterのエンゲージメント数とは?
- インプレッションについて
- エンゲージメント率の算出方法
- エンゲージメント率の平均数値
- Twitterのエンゲージメント総数の内訳一覧
- 1.「いいね」数
- 2.リツイート数
- 3.返信数
- 4.プロフィールのクリック数
- 5.詳細のクリック数
- 6.ハッシュタグのクリック数
- 7.メディアのエンゲージメント数
- Twitterのエンゲージメント数を確認する2つの方法
- 1.アプリでエンゲージメント数を確認する
- 2.Webブラウザでエンゲージメント数を確認する
- Twitterでエンゲージメント数を確認する目的・メリット
- 1.インプレッションの増加につながる
- 2.エンゲージメント数が高いツイートの傾向が分かる
- 3.Twitter運用の課題が分かり改善策を考えられる
- Twitterでエンゲージメント数を向上させる4つのコツ
- 1.ペルソナを明確にしてコンテンツを作る
- 2.インプレッション数を増やす
- 定期的にツイートする
- 過去のツイートをリツイートする
- ハッシュタグを活用する
- 3.エンゲージメント数を高める
- ユーザーとしっかりコミュニケーションを取る
- 分かりやすさや興味を引くツイートを心がける
- ツイートの時間帯に気を配る
- エンゲージメント数キャンペーンを利用する
- 4.Twitter広告を活用する
- Twitterにおけるエンゲージメントのまとめ
Twitterのエンゲージメント数とは?確認方法とエンゲージメント向上のコツ
「エンゲージメント数」は、Twitterを運用するうえで大切な指標のひとつです。エンゲージメント数とは、ユーザーが「いいね」や「リツイート」などで、ツイートに反応した回数を指します。その割合を示すのが「エンゲージメント率」です。
エンゲージメントの数値の見方や調べ方を知っておくと、ユーザーから注目を集めやすいツイートの傾向が分かり、フォロワー数や売上の増加を見込めるでしょう。ただし、エンゲージメント数を向上させる「コツ」を押さえることが重要です。
本記事では、Twitterのエンゲージメント数の概要や確認方法、向上のコツについて解説します。この記事を読めば、Twitterエンゲージメントに関する知識が深まり、「ターゲットに刺さるツイート」でユーザーを引きつけられるようになります。
Twitterのエンゲージメント数とは?
Twitterの「エンゲージメント数」とは、「ひとつのツイートに対してユーザーが反応した回数」のことです。詳細は後述しますが、エンゲージメントには「いいね」や「リツイート」などさまざまな種類があり、そのトータルが「エンゲージメント総数」です。
Twitterでインフルエンサーとして活動するためには、「いかにユーザーの注目を集めるか」が重要ですが、データがなければ何をすべきか分かりません。エンゲージメント数を確認すれば、ユーザーがどんなツイートに興味を持つか分かるため、ツイートの内容を改善しやすくなります。
本章では、Twitterのエンゲージメント数についてぜひとも知っておきたい、下記3つの知識について解説します。
- インプレッションについて
- エンゲージメント率の算出方法
- エンゲージメント率の平均数値
インプレッションについて
「インプレッション」は、「ツイートが表示された回数」を指します。「見た」ではなく「表示された」という点がポイントで、ユーザーがクリックした回数や、しっかり読んでくれたかどうかを指す指標ではありません。
たとえば、投稿したツイートがユーザーのタイムラインに表示されれば、画面をスクロールして流されたとしてもインプレッションとしてカウントされます。つまり、インプレッションはあくまで「ユーザーがツイートを読む機会」を表すものであり、実際に読んだかどうかは分からないということです。
しかし、すべてのエンゲージメントはインプレッションから始まるため、インプレッションはTwitterで極めて重要な指標です。インプレッションが増えなければ、エンゲージメント数もエンゲージメント率も増えません。
エンゲージメント率の算出方法
「エンゲージメント率」は、ツイートが表示された回数のうち、「ユーザーがアクションを起こした割合」のことです。アクションの種類については後述しますが、「いいね」「リツイート」「リプライ」など、ツイートを通じて起こせるすべての行動が該当します。エンゲージメント率の算出方法は下記のとおりです。
エンゲージメント率=エンゲージメント総数÷インプレッション×100
たとえば、あるツイートのインプレッション数が10,000で、エンゲージメント総数が10の場合は、「10÷10,000×100=0.1」という計算式から「0.1%」となります。「いいね」や「リプライ」など個別のエンゲージメント数ではなく、トータルの「エンゲージメント総数」が基準となることに注意してください。
エンゲージメント率の平均数値
エンゲージメント率は「ツイートの人気を測る指標」なので、平均数値と比較することが重要です。SNSの分析ツールを提供している「Socialinsider」によると、Twitterの平均エンゲージメント率は2019年の時点で0.07%、2020年では0.06%でした。
引用元:Socialinsider
ただし、エンゲージメント率はツイートのジャンルによって大きな差があり、「政治系」では0.4%以上と突出しています。「レストランやカフェ」「健康や医療」などもエンゲージメント率が高い一方で、「通信」や「エアライン」などのジャンルでは低くなるようです。
引用元:Socialinsider
インフルエンサーマーケティング事業を展開する「Scrunch」は、「エンゲージメント率が0.02~0.09%あれば良好」とする分析結果を発表しています。したがって、Twitterでは0.05%前後のエンゲージメント率を目標にするといいでしょう。
ただし、エンゲージメント率はフォロワーが少ないほど高くなり、知名度が上がると数値は低下する傾向があります。Twitterアカウントの運用初期では、エンゲージメント率が5%を超えることもあるため、平均数値はあくまで参考程度に捉えておいてください。
Twitterのエンゲージメント総数の内訳一覧
Twitterのエンゲージメント総数は、大きく分けて7つのアクションから構成されます。それぞれの指標の特徴を知っておくと、エンゲージメント総数を増やすための施策を練りやすくなります。本章では、エンゲージメント総数の内訳について見ていきましょう。
- 「いいね」数
- リツイート数
- 返信数
- プロフィールのクリック数
- 詳細のクリック数
- ハッシュタグのクリック数
- メディアのエンゲージメント数
1.「いいね」数
「いいね」数は、ツイートに対してユーザーが行為を示した数を表します。「いいね」はツイート下部にある、小さなピンク色のハートマークで表示されることが特徴です。「いいね」数を確認すれば、「ツイートがどれだけユーザーの共感を得ているか」が分かります。
ツイートごとに「いいね」数は異なるはずです。どんなツイートで多くの「いいね」を獲得できるかが分かれば、ユーザーの興味や関心に合わせたツイートを投稿しやすくなります。一方で、「いいね」してもらえないようなツイートは減らしていきましょう。
また、Twitterのタイムラインでは、フォローしていない人のツイートも『○○さんが「いいね」しました』と表示されます。「いいね」数が多いツイートは、接点がないユーザーのタイムラインでも流れることが増えるため、インプレッション数も向上する傾向があります。
2.リツイート数
「リツイート(RT)数」は、ユーザーがツイートを拡散した回数を示します。リツイートには、通常の「リツイート」とコメントを追加できる「引用リツイート」の2種類ありますが、どちらも同じようにリツイート数としてカウントされます。
リツイート数を確認すると、「ツイートの拡散力」が分かります。投稿したツイートがリツイートされると、他のユーザーのフォロワーにも拡散されます。そのときのトレンドやユーザーの関心とマッチすれば、「バズ」を起こすことも可能です。
Twitterではリツイートの連鎖によってバズが発生し、「いいね」や「リプライ」などのエンゲージメント数も飛躍的に増えます。リツイート数を丁寧に分析すれば、リツイートされやすいツイートを意識的に投稿できるようになるかもしれません。
3.返信数
「返信数」は、ツイートに対する返信(リプライ)の数です。返信はリツイートとは異なり、ツイート自体の引用はないため拡散効果は期待できません。しかし、他のユーザーと直接的に対話したり、意見を交換できたりすることが返信の魅力です。
返信数で分かることは、ツイートの魅力や他のユーザーとの親密度です。返信は「いいね」やリツイートと比べるとユーザー側の手間がかかるため、他のエンゲージメントと比べると獲得する難易度は高くなります。言い換えれば、わざわざツイートに返信してくれるユーザーは、それだけ熱心にフォローしてくれているということです。
返信があったユーザーに対しては、こちら側も丁寧に返信したり、「いいね」や「リツイート」を送信したりしましょう。双方向のコミュニケーションを心がけることで、ユーザーの好感度が上がって今後もエンゲージメントを獲得しやすくなります。
4.プロフィールのクリック数
「プロフィールのクリック数」は、ツイートを見たユーザーがプロフィールをクリックした回数です。クリックする場所は、「名前」「ユーザー名」「プロフィール画像」のいずれかです。名前は自由につけられるもので、ユーザー名は「@」から始まる半角英数字です。
プロフィールのクリック数を調べると、「ユーザーがどれくらい自分に興味があるか」が分かります。Twitterでは、タイムラインに流れてくるツイートにアクションを起こすことが多く、プロフィール自体をチェックする人は比較的少ない傾向があります。
わざわざプロフィールをクリックするのは、「どんな人がツイートをしているのか」や「他のツイートも見てみたい」と思うからです。プロフィールのクリック数が多いツイートは、ユーザーの好奇心を刺激できる魅力的なものなので、エンゲージメント獲得に役立ちます。
5.詳細のクリック数
「詳細のクリック数」は、ユーザーがツイートをクリックした回数です。タイムラインで流れてきたツイートをクリックすると、ツイートが個別に表示されて投稿日時やデバイス、リツイートや「いいね」の数などが表示されます。
ツイートをクリックする主な目的は、プロフィールの閲覧や他のユーザーの反応を確認することです。いずれの場合も、ツイートへの関心がうかがえます。つまり、詳細のクリック数により、「ユーザーがツイートにどれくらい興味があるか」が分かるということです。
ユーザーにクリックされるツイートを増やせば、他のエンゲージメントやフォロワーも増えます。ただし、エンゲージメント数やコメントを確認する際に自分でクリックした場合も、詳細のクリック数のカウント対象となるため注意してください。
6.ハッシュタグのクリック数
「ハッシュタグのクリック数」は、ツイートに挿入したハッシュタグがクリックされた回数を指します。ハッシュタグは「#」から始まる文字列で、ここをタップすると同じハッシュタグがついた他のツイートの一覧を確認できます。
ハッシュタグのクリック数を確認すると、「話題に対するユーザーの興味」が分かります。ハッシュタグをクリックするのは、その話題に関する他のツイートも見たいからです。ハッシュタグがクリックされるような「トレンドを押さえたツイート」を増やせば、エンゲージメント数も自然と増えるでしょう。
ハッシュタグはツイートの拡散力を高めるため、積極的に活用したいところです。ただし、挿入するハッシュタグの数が多すぎると、どのハッシュタグにユーザーが反応したか分かりづらくなるためハッシュタグの選定に注意してください。
7.メディアのエンゲージメント数
「メディアのエンゲージメント数」は、ツイートに添付した画像や動画がクリックされた回数です。ツイートをクリックすると「詳細のクリック数」になりますが、メディアがクリックされた場合はこちらの項目で個別にカウントされます。
メディアのエンゲージメント数を確認すれば、「画像や動画がどれくらいユーザーの興味を引いたか」が分かります。魅力的なメディアはリツイートで他のユーザーに拡散されやすくなるため、クリックされやすいものを投稿することが重要です。
TwitterはInstagramとは異なり、テキスト主体のSNSなので、他のSNSと比べると画像や動画の投稿は少ない傾向があります。しかし、ツイートの内容に合わせた画像や動画を投稿すれば、より深い印象をユーザーに与えられるようになります。
Twitterのエンゲージメント数を確認する2つの方法
Twitterのエンゲージメントを確認する方法について、スマホアプリとWebブラウザそれぞれの手順を解説します。ただし、今回紹介する手順は2022年1月現在のものなので、Twitterの仕様変更により若干の違いが生じる可能性があります。
1.アプリでエンゲージメント数を確認する
Twitterのスマホアプリで、エンゲージメント数を確認する手順は下記のとおりです。なお、AndroidとiPhoneいずれの端末でも手順は同じです。
エンゲージメント数を確認したいツイートの一番右にある、「三本線アイコン(|||)」をタップします
ツイートのエンゲージメント数の一覧が表示されるため、必要な情報を確認してください
なお、以前は「すべてのエンゲージメントを表示」というボタンがありましたが、現在では下記6つの情報が自動的に表示されるようです。
- 「いいね」数
- リツイート数
- 返信数
- インプレッション数
- 新しいフォロワー数
- プロフィールへのアクセス数
「新しいフォロワー数」は、ツイートで新たに獲得できたユーザー数です。ツイートを読んだユーザーが、プロフィールをクリックしてフォローした場合にカウントされます。
スマホアプリから得られる情報は限られています。より詳細なエンゲージメント情報を取得したい場合は、後述するWebブラウザから確認する方法を試してみてください。
2.Webブラウザでエンゲージメント数を確認する
詳細なエンゲージメント情報を確認したい場合は、下記の手順で「Twitterアナリティクス」を使用してみましょう。Twitterアナリティクスでは、フォロワー数・インプレッション数・エンゲージメント率の推移など、より深い分析ができるようになります。
画面左側メニューの「もっと見る」をクリックします
一覧から「アナリティクス」を選択します
画面上部の「ツイート」をクリックします
エンゲージメント数を確認したいツイートを選択します
ツイートのエンゲージメント一覧から必要な情報を確認します
上記の画像では一部のエンゲージメント数しか表示されていませんが、ハッシュタグやメディアのクリックなどがある場合は項目が増えるようです。Twitterアナリティクスでは精度の高い分析ができるため、ツイート改善やフォロワー獲得のために活用してみてください。
Twitterでエンゲージメント数を確認する目的・メリット
Twitterでエンゲージメント数を確認する具体的な目的や、どんなメリットが得られるのかについて、本章では下記3つの観点から解説します。
- インプレッションの増加につながる
- エンゲージメント数が高いツイートの傾向が分かる
- Twitter運用の課題が分かり改善策を考えられる
1.インプレッションの増加につながる
Twitterのエンゲージメント数を改善すれば、インプレッション数の増加につながります。冒頭でも触れたように、インプレッションはすべてのエンゲージメントの源泉です。ユーザーのタイムライン上でツイートが表示されて初めて、ユーザーがアクションを起こします。
リツイートによってツイートが拡散されると、フォロワーのフォロワーや、直接的には接点のないユーザーのタイムラインにも表示されます。エンゲージメントの増加でインプレッションを獲得できる機会が増え、新たなエンゲージメントにつながるということです。
また、エンゲージメント数が多いツイートは、Twitter検索の「話題のツイート」で優先的に表示されます。「いいね」が多くなると、接点のないユーザーのタイムラインで「おすすめ」として流れやすくなるなど、インプレッション数を増やすメリットは計り知れません。
2.エンゲージメント数が高いツイートの傾向が分かる
エンゲージメント数を分析すれば、「ユーザーがどんなツイートに反応するか」が分かります。ブランディングやマーケティングでは、「ターゲットに刺さる」ツイートが欠かせません。ユーザーの反応が良いツイートの傾向が分かれば、投稿内容を改善しやすくなります。
たとえば、「A」の話題に関するツイートより「B」のテーマでエンゲージメント数が多い場合、ユーザーは「B」に関心があるということです。エンゲージメント数が低い話題を続けるよりも、ユーザーに注目されやすいツイートを増やす方が効果的です。
いくつかのパターンを用意して、ユーザーの反応を探るのもひとつの手です。画像挿入やハッシュタグの有無、文字数の長さや投稿時間など、話題以外の要素を変えてみてください。さまざまな観点から、ユーザーのエンゲージメントの傾向をチェックしてみましょう。
3.Twitter運用の課題が分かり改善策を考えられる
ツイートごとのエンゲージメント数を分析すれば、Twitter運用の課題と改善策が分かります。あるツイートのエンゲージメントがなぜ高く、別のツイートはなぜ低いのかを考えてみましょう。そのうえで改善策を検討すれば、より効果的に活動できるようになります。
たとえば、自分の考えをしっかり書き込んだツイートのエンゲージメント数が高ければ、ユーザーは「深いツイート」を求めているということです。逆に数値が低ければ、「文字が詰まったツイートは受けない」と考え、文字の削減や画像の挿入を試してみてください。
Twitterのエンゲージメント数は、「計画」「ツイート」「評価」「改善」という4つの要素で「PDCAサイクル(継続的な改善)」を回しましょう。事前に計画を立ててツイートし、エンゲージメント数を分析評価して改善すれば、少しずつフォロワーが増えるはずです。
Twitterでエンゲージメント数を向上させる4つのコツ
Twitterでエンゲージメント数を向上させるために、下記4つのポイントを意識しましょう。これらのコツを押さえてTwitterを運用すれば、活動の成果も高まるはずです。
- ペルソナを明確にしてコンテンツを作る
- インプレッション数を増やす
- エンゲージメント数を高める
- Twitter広告を活用する
1.ペルソナを明確にしてコンテンツを作る
まずは、「ペルソナ」を明確に設定したツイートを意識しましょう。ペルソナとは、「具体的なターゲット像」のことです。前述したように、エンゲージメントはインプレッションとは異なり、ユーザーの具体的なアクションが必要なため「魅力的」なツイートが必須です。
魅力的なツイートとは、「ターゲットに刺さる」コンテンツです。ターゲットが求めていないツイートをしても、エンゲージメント数は増えません。また、たとえエンゲージメントが多いツイートでも、想定したターゲットと違う層が反応していることもあります。
理想的なターゲットからのエンゲージメントを増やすために、「年齢」「性別」「職業」「興味」「趣味」などの要素からペルソナを設定しましょう。たとえば、「中堅企業に勤める20代男性で、通勤中に経済情報をチェックする」など、詳細な設定が好ましいです。
2.インプレッション数を増やす
ペルソナが明確になったら、次はTwitterを運用するうえで基本的な心構えを確認しておきましょう。エンゲージメントを増やすためには、下記3つのポイントを意識してインプレッションを増やすことが重要です。
- 定期的にツイートする
- 過去のツイートをリツイートする
- ハッシュタグを活用する
定期的にツイートする
定期的なツイートを意識することは、インプレッション数を増やすために最も重要です。Twitterのタイムラインでは、基本的に新しいツイートが上位に表示されます。ユーザーは多数のアカウントをフォローしており、古いツイートはタイムラインで埋もれてしまいます。
ツイートの頻度が低ければ、タイムラインに表示される機会も減るため、必然的にインプレッション数は下がります。最低でも1日1回以上、可能であれば5回以上ツイートすることが望ましいです。ツイート数を増やせば、ユーザーの興味を持続させることができます。
過去のツイートをリツイートする
自身の過去ツイートをリツイートする「セルフリツイート」も、インプレッション数の向上に効果的です。他の人がリツイートした場合と同じように、セルフリツイートでもフォロワーのタイムライン上に表示されるため、拡散効果を期待できます。
セルフリツイートにより、古くなったツイートを再利用でき、多くのユーザーに見てもらえるようになります。知名度が高くなった後に、自分の意見を深く書いた投稿をセルフリツイートすれば、より強い印象を与えられるかもしれません。
ただし、セルフリツイートをやりすぎると、ユーザーに嫌がられる可能性があります。また、セルフリツイートは投稿から短期間で行うと、タイムラインに反映されないこともあるようです。少なくとも数週間以上は経過したツイートで行いましょう。
ハッシュタグを活用する
「#」で始まる「ハッシュタグ」を活用すれば、より効果的にインプレッション数を増やせます。ハッシュタグは日本語や英数字を含めた自由なテキストで作れますが、むやみにつけても十分な効果を得られません。下記3つのポイントを意識することが重要です。
- ツイート内容と関係があるハッシュタグを選ぶ
- すでに広く使用されているハッシュタグを選ぶ
- トレンド入りしている注目度が高いハッシュタグを選ぶ
ハッシュタグには、ユーザーがツイートをクリックしたときに、自身のツイートを表示させる効果があります。そのため、ツイートと無関係のハッシュタグや、他の人が使わないようなハッシュタグをつけても、インプレッションは増えないので注意が必要です。
3.エンゲージメント数を高める
ペルソナを明確に定め、インプレッション数を増やすコツが分かったら、いよいよターゲットに刺さるためのツイートを具体的に考えるときです。投稿したツイートをより多くのユーザーに届けるために、下記4つのエンゲージメント向上施策を実行しましょう。
- ユーザーとしっかりコミュニケーションを取る
- 分かりやすさや興味を引くツイートを心がける
- ツイートの時間帯に気を配る
- エンゲージメント数キャンペーンを利用する
ユーザーとしっかりコミュニケーションを取る
Twitterのメリットである「双方向のコミュニケーション」を最大限に活かし、ユーザーやフォロワーとの交流を図りましょう。特に意識すべき点は、リプライに対する丁寧な返信や「いいね」です。ユーザーのアクションに対して、こちらも迅速に対応しましょう。
ユーザーがツイートにアクションを起こすのは、投稿者に意思表示をしたり、存在感をアピールしたりするためです。放置するとユーザーは「相手にされていない」「無視された」と感じ、離れていくかもしれません。一方で、こちらも反応を返せば距離が縮まります。
ただし、フォロワーが増えると、すべてのリプライに返信するのは難しくなります。そこで、リプライには必ず「いいね」をつけて有益な意見はリツイートすると、短時間で多くのユーザーと交流を図れます。エンゲージメントを増やすために極めて重要なことです。
分かりやすさや興味を引くツイートを心がける
分かりやすいツイートや、興味を引くツイートを心がけることも重要です。Twitterは最大140文字まで投稿できますが、文字数が多いほど良いわけではありません。むしろ、少ない文字数で簡潔に表現する方が、ユーザーの理解が進みます。下記3つの点を意識すれば、分かりやすさと魅力を両立できるでしょう。
- 箇条書きや改行を入れる
- 画像や動画を挿入する
- 引用リツイートで投稿する
文章が詰まっていると理解しづらいため、伝えたいことを箇条書きで並べたり、適度に改行を挟んだりしましょう。ツイートの内容に合う画像や動画を挿入すれば、ビジュアルの面でもユーザーの興味を引きやすいツイートを投稿できます。フォロワーや著名人などのツイートの引用も、エンゲージメント向上に効果的です。
ツイートの時間帯に気を配る
ツイートの時間帯を意識することも、エンゲージメント数を向上させるために大切です。どれだけ素晴らしいツイートをしても、ユーザーがアクションを起こしづらい時間帯ならエンゲージメント数は増えません。理想的な時間帯はターゲット層によって異なります。
たとえば、働き盛りの社会人がターゲットであれば、12~13時の昼休みや21時以降の夜間などの時間帯がエンゲージメントを獲得しやすいでしょう。フォロワーによってアクティブな時間帯も異なるため、複数のパターンで投稿して反応を探ってみるのが効果的です。
エンゲージメント数キャンペーンを利用する
引用元:Twitter
Twitterの「エンゲージメント数キャンペーン」も活用してみましょう。エンゲージメント数キャンペーンはTwitter広告のひとつです。さまざまな場所に表示されやすい「広告用ツイート」を作成できるため、エンゲージメント数を増やせます。
課金されるタイミングは、「いいね」やリツイートなどのエンゲージメントを獲得できたときです。ツイートが表示されるインプレッションの段階では課金されず、実際に成果が出た分だけ支払えばいいので、余分な費用がかかる心配はありません。
広告用ツイートを通じて、通常ツイートのエンゲージメント数や、フォロワー数が増えやすくなることもメリットです。「固定ツイート」や「エンゲージメント数を増やしたいツイート」がある場合は、高い費用対効果が見込めるでしょう。
4.Twitter広告を活用する
引用元:Twitter
最後に「Twitter広告」の活用も検討してみましょう。Twitter広告は、Twitterのタイムラインや検索結果など、目立つ場所に出稿できる広告です。Twitter広告には下記5種類のものがあり、用途に応じて選ぶと費用対効果の高い施策となります。
- テキスト広告
- 画像広告
- 動画広告
- カルーセル広告
- モーメント広告
また、Twitter広告には「カンバセーションボタン」と「投票」というカスタム機能があります。カンバセーションボタンはボタンを埋め込み、会話とエンゲージメントを促せる機能です。投票は2~4個の選択肢を設け、ユーザーの意見を収集できます。
いずれのカスタム機能も、広告にインタラクティブな要素を追加して、ユーザーとつながるために役立ちます。費用は広告の種類や機能によって異なり、一定のコストは生じますが、どうしてもエンゲージメント数を増やしたいときにおすすめです。
Twitterにおけるエンゲージメントのまとめ
Twitterのエンゲージメントは、自身のツイートがどれくらい共感を呼び、注目を集めているかを探るための重要な指標です。
エンゲージメントには「返信」「いいね」「リツイート」などの種類があり、それらトータルの回数がエンゲージメント総数です。エンゲージメント率は、ツイートが表示されるインプレッションのうち、ユーザーから上記のようなアクションがあった割合を示します。
エンゲージメントを増やすためには、ペルソナを明確にした分かりやすいツイートや、ユーザーとの丁寧なコミュニケーションを心がけることが大切です。エンゲージメント数キャンペーンやTwitter広告も、費用はかかりますが効果的な施策です。
しかし、ユーザーを引きつけるツイートや、バズを起こせるネタが思いつかないこともあるでしょう。「&Buzz」では、Twitterでインフルエンサーとして活動したい方をサポートするための、さまざまなサービスを提供しています。Twitterアカウントの運用でお悩みの方は、ぜひ弊社にご相談ください。