クラウドファンディングの宣伝方法は?インフルエンサーの拡散力で目標を達成させる8つのポイント
- クラウドファンディングとは
- クラウドファンディングを使うメリット
- 手軽に資金を調達できる
- リスクを分散できる
- テストマーケティングができる
- ブランドやプロダクトの露出拡大
- クラウドファンディングのデメリット
- 有名なクラウドファンディングサイト3選
- READYFOR
- CAMPFIRE
- Makuake
- クラウドファンディングを使うメリット
- クラウドファンディングの宣伝方法
- クラウドファンディングを知り合いに応援してもらう
- クラウドファンディングの広告を出す
- クラウドファンディングをSNSで宣伝する
- SNSを使ったプロモーション
- SNSで拡散する時の注意点
- インフルエンサーがSNSでアピールする商品はない
- 商品がSNS映えしない
- Instagramからクラウドファンディングのページへうまく誘導できない
- クラウドファンディングの目標を達成させる8つのポイント
- インフルエンサーの拡散力を最大限に活用する
- 適切なインフルエンサーを起用
- 魅力が伝わる文章やキャッチコピーを考える
- お得感を謳えるキャッチコピー
- 利便性を訴求するキャッチコピー
- 社会貢献系のキャッチコピー
- 新規性を前面に出すキャッチコピー
- 写真が撮れるように商品を必ず用意する。
- 写真をSNS映えするには?
- インフルエンサーだけの特典を用意
- インフルエンサーのフォロワーにも特典を用意
- クラウドファンディングページまでのプロセスを最適化
- クラウドファンディングの宣伝方法目標を達成させるポイントのまとめ
クラウドファンディングの宣伝方法は?インフルエンサーの拡散力で目標を達成させる8つのポイント
クラウドファンディングを立ち上げてから、宣伝方法がわからない人や、SNSでのプロモーションを使った正しい広め方がわからない人とために、インフルエンサーの拡散力を活用し、クラウドファンディングの目標を達成させる方法を紹介しています。
結論からいいますと、適切な方法でインフルエンサーに依頼すれば、SNSの拡散力でクラウドファンディングの目標を必ず達成できます。
本記事では、インフルエンサーマーケティングでクラウドファンディングを集客する際に、直面する問題点と挙げてから、クラウドファンディングの目標を達成させるポイントと具体例を解説します。
クラウドファンディングとは
クラウドファンディングとは、「群衆(クラウド)」と「資金調達(ファンディング)」を組み合わせた造語で、「インターネットを介して人々から少額ずつ資金を調達する」ことを指しています。
これまで、資金調達は、銀行などの金融機関あるいは投資家(株主)から行うことがメインでしたので、ハードルは高かったです。ほとんど場合は、厳密な事業計画書を作成しなければなりません。
しかし、クラウドファンディングの出現により、個人でも“アイディア”だけで、簡単に資金の調達を行えるようになりましたので、クラウドファンディングが注目を浴びるようになりました。
クラウドファンディングは、主に、以下の3種類があります。
- 購入型
- 寄付型
- 投資型
そのうち、購入型が主流であり、かつ、手軽に利用できるため、本記事は、購入型を前提に説明していきます。
ただし、クラウドファンディングの目標を達成させるためのコツは、どのタイプにも通用しますので、ぜひご参考ください。
クラウドファンディングを使うメリット
クラウドファンディングには以下のようなメリットがありますので、個人事業主や中小企業を含むスモールビジネスのみならず、大企業もクラウドファンディングを使うようになりました。
手軽に資金を調達できる
個人でも数十万円から数百万円単位の資金調達ができるので、、資金調達は、クラウドファンディングの主な目的であり、最も大きいメリットでとも言えます。
しかも、多くの場合、“アイディア”のみで資金の調達ができます。特に、購入型と寄付型は、株式を出資者に発行する必要はありませんので、株式が希薄化する(自身の持ち分が少なくなる)懸念もありません。
リスクを分散できる
アイディアをプロダクトにするためには、当然に資金が必要ですが、開発に投入する自己資金を減らすことで、リスクの分散もできます。
自社もしくは個人で100%の資金を投入すると、100%のリスクを負うことになりますが、クラウドファンディングで資金調達を行えば、その分のリスクも減ります。
テストマーケティングができる
クラウドファンディングを通じて、アイディアの検証ができます。自分のアイディアには自信を持っているものの、実際のところ、消費者がどう思うのかを知りたいときに、クラウドファンディングを使えば、2段階のテストマーケティングができます。
1つ目は、目標の達成状況からの検証。目標の達成状況は、アイディアが人々に評価されている指標でもありますので、達成状況が芳しければ芳しいほど、そのアイディアは高く評価されていることになります。
2つ目は、出資者(支援者)の反応。リターンをもらった出資者(支援者)からのフィードバックは、アイディアや実際のプロダクトの評価のみならず、今後、プロダクトをブラッシュアップ(改善)する時にも大いに参考できます。
ブランドやプロダクトの露出拡大
クラウドファンディングを活用することで、ブランドやプロダクトの露出を拡大することができます。
プロジェクトが成功すれば、クラウドファンディングプラットフォーム上で注目を集めるだけでなく、
SNSやメディアで取り上げられることが増えます。
これにより、顧客層を拡大し、ブランドの知名度が向上します。
また、成功例として知られることで、信用と実績がつき、今後のビジネス展開にも役立ちます。
クラウドファンディングのデメリット
クラウドファンディングのデメリットはほぼありませんが、一点だけ注意が必要です。
資金源をクラウドファンディングに頼りすぎないことです。
開発資金の調達をクラウドファンディングに頼り過ぎると、万が一クラウドファンディングでの目標に達成できずに、開発に必要な資金の全額を募ることができなかった場合、プロジェクトは頓挫してしまいます。
自分のアイディアがマーケットに評価されているかどうかのテスト目的なら、さほど問題にはなりませんが、「必ずアイディアを実現させたい」のであれば、事前に代替手段(プランBとプランC)などを用意しておくことが必要です。
有名なクラウドファンディングサイト3選
ここからは、メジャーなクラウドファンディングサイト3サイトを簡単に紹介します。詳細は、Googleなどで検索したり、サイトを訪ねたりしてみてください。なお、クラウドファンディングサイトは、そのほかにもありますが、利用者数から、この3サイトがおススメです。
READYFOR
READYFORは、2011年3月29日に開始した日本初のクラウドファンディングサービス。手数料は20%。
CAMPFIRE
CAMPFIREは、プロジェクト成立件数国内NO.1のクラウドファンディングプラットフォーム。READYFORとほぼ同時期の2011年に創業した日本でも老舗のサービス。手数料は17%。
Makuake
Makuakは、サイバーエージェントグループ。モノづくり・飲食店などのジャンルのプロジェクトが多い傾向がある。2019年12月11日、東証マザーズ市場に上場した。手数料は20%。
クラウドファンディングの宣伝方法
クラウドファンディングに案件を出してから、次は、「出資者(支援者)を多く集める」ことです。
そのために、宣伝などを通じて、広めていく必要があります。
クラウドファンディングでの案件に多くの出資者(支援者)を集めるためには、主に、下記のような宣伝方法がありますので、クラウドファンディングで目標を達成させたい方は、それぞれの広め方を検討すると良いでしょう。
なお、最も推奨される、「SNSでの宣伝」につきましては、後ほど詳しく説明します。
クラウドファンディングを知り合いに応援してもらう
知り合いや友だちに、応援してもらうことは、確実性は高いものの、さほど拡散できないので、“数”を稼ぐことはできません。
そもそも、知り合いが出資してくれるのであれば、クラウドファンディングを使うまでもありません。
クラウドファンディングの広告を出す
クラウドファンディングの案件を広告に出すことで、より多くの人に知ってもらうことができます。
しかし、リスティング広告であろうか、雑誌広告であろうか、どのような広告にも、それなりのコストがかかります。
特に個人の方には、あまり現実的な広め方ではありません。広告を出せるぐらいの余裕資金があれば、クラウドファンディングに頼る必要もないし、その分の資金を開発資金なり、開発後のプロダクトの宣伝費用なり、より適切なところに使うべきでしょう。
クラウドファンディングをSNSで宣伝する
SNSの拡散力を利用したクラウドファンディングの宣伝は、最も効果的な方法です。次から、SNSでのクラウドファンディングの宣伝方法を詳しく説明していきますが、下記のサイトは、無料でインフルエンサーにクラウドファンディングの告知を依頼できます。
SNSを使ったプロモーション
クラウドファンディングは、「インターネットを介して人々から少額ずつ資金を調達する」ことなので、インターネット上での拡散させるためには、SNSを活用すべきです。特に、Twitter、Instagram、FaceBook、Youtubeなど、これらのSNSでの宣伝は必要不可欠です。
具体的には、
- 自身のSNSアカウントでの発信
- 知り合いにその投稿をシェアしてもらう
- インフルエンサーにPRしてもらう
などが挙げられます。
そのうち、「インフルエンサーにPRしてもらう」方法は、最も推奨されています。
特に、上記のSNSアカウントを持っていない場合や、フォロワー数が少ない場合、拡散力を獲得するまで、時間がかかりますので、「インフルエンサーにPRしてもらう」方法は、最も手っ取り早く拡散できる対策となります。
なお、FaceBookには、クラウドファンディングを告知するための専用グループもありますが、参加者のほとんどは、クラウドファンディングに案件を出している方なので、効果はさほど高くありません。
また、投稿においてのハッシュタグの活用も検討すべきものの、有力なハッシュタグは、既に多く使われているため、競争が激しいので、そこからの効果をあまり期待しない方がよいでしょう。やはり、拡散は「インフルエンサー」に任せるべきです。
SNSで拡散する時の注意点
SNSをクラウドファンディングの宣伝に利用する際には、いくつかの注意点があります。これらの問題点を解決する方法は、クラウドファンディングの目標を達成させるポイントと併せて、後ほど詳しく説明しますが、まずは、効果を出すための基本的な注意点について説明します。
これらの注意点は、Twitter、Instagram、FaceBook、Youtubeなど、SNS媒体の種類を問わず、効果的に拡散するためには、必ず把握しなければなりません
インフルエンサーがSNSでアピールする商品はない
SNSでクラウドファンディングを告知する難点の一つとして、「そもそも商品がない」ことが挙げられます。言ってみれば、「リターン」である商品がまだなかったり、その配送がだいぶ先になったりする場合がほとんどなので、インフルエンサーは自身のSNSで商品(リターン)を紹介することができません。
インフルエンサーは、あくまでも「このようなクラウドファンディングの案件がある」としか宣伝できません。インフルエンサー自身も、フォロワーたちも、どんな商品がわからないので、その拡散力も半減するでしょう。
最も厄介なのは、そもそも形のある「商品」ではない場合です。
たとえば、ウェブサービス、アプリ、店舗型のサービスなどです。形のある「商品」ならば、(推奨しませんが)まだ完成品がなくても、写真やイメージ図はありますが、形のないプロダクト(ウェブサービス、アプリ、店舗型のサービス)ですと、この問題点の解決がより一層難しくなります。
実は、「インフルエンサーはSNSでアピールする商品がない」という問題点は、クラウドファンディングをうまくSNSで拡散させる阻害になっています。
クラウドファンディングで思ったほどの効果を出していない方や、目標の達成に悩まされる方は、一度、この問題点をじっくり考えてみましょう。
ほとんどの場合は、この「壁」にぶつかっているか、もしくは、この問題点を意識していないことが原因でしょう。
解決方法は、後ほど、詳しく提示しますが、「サンプル品でも、ノベルティでも良いので、必ず何らかの商品を用意する」ことが求められます。
商品がSNS映えしない
SNSで拡散させる際に、最も効果を左右のが、写真が「SNS映え」するかどうかです。インフルエンサーたちは、SNSアカウントのイメージを維持させるため、写真が「SNS映え」するかどうかを重視しており、特に、拡散力が高いンフルエンサーほど、この点を大切に貫く傾向が見られます。
商品がSNS映えしないと、インフルエンサーもPR案件を受けたがらないし、とりわけ商品が(まだ)ない時はなおさらです。
具体的には後ほど説明しますが、実は「インフルエンサーに任せる」だけで、この問題を簡単に解決できます。
Instagramからクラウドファンディングのページへうまく誘導できない
強い拡散力を誇るインスタグラムですが、クラウドファンディングの宣伝に利用する際には、とりわけ、この注意点に目を向けるべきです。
この問題点をうまく回避しなければ、効果半減どころが、効果が完全になくなります。
というのも、Instagramでは、投稿にURLを記載できない仕組みになっているからです。
厳密にいうと、URLは記載できるものの、テキストとして表示されており、リンクとしては機能しません。
そのため、インフルエンサーたちがInstagramの投稿に、クラウドファンディング案件ページのURLを載せても、フォロワーたちは、そこから、クラウドファンディングの案件ページへアクセスすることができません。
フォロワー1万人以上のインスタグラマーは、ストリーズ(およびハイライト)に、リンクを貼ることができますが、フォロワー1万人以上のインスタグラマーですと、商品の提供のみ(ギフティング)で無料PRしてくれる場合も限られてしまいます。
後ほど詳しく提示しますが、「導線(プロセス)を最適化」することで、この問題を解決することができます。
また、下記の記事は、クラウドファンディングに限らず、インフルエンサーマーケティングにおいて、PR効果をだすためのコツを説明していますので、ご参考ください。
クラウドファンディングの目標を達成させる8つのポイント
ここまで、SNSを使ったプロモーションの方法とSNSで拡散する時の注意点を説明してきました。
ここからは、これらの注意点も踏まえて、SNSを使った、クラウドファンディングの目標を達成させるポイントを具体的に詳しく説明します。
インフルエンサーの拡散力を最大限に活用する
繰り返しになりますが、クラウドファンディングで出資者(支援者)を効率よく集めるには、SNSで認知度を高める必要があるので、インフルエンサーマーケティングの実施が必要不可欠です。
具体的には、インフルエンサーに、クラウドファンディングで募集ページを拡散してもらうことです。
仮にご自身のSNSアカウントもしくは知り合いのアカウントでも充分に拡散力を持っているとしても、より多くの人に知ってもらい、応援してもらうためには、インフルエンサーの拡散力を活用すべきです。
適切なインフルエンサーを起用
インフルエンサーマーケティングを実施する際に、大事なポイントの一つとしては、「適切なインフルエンサーを選定する」ことが挙げられます。
フォロワー数が多いインフルエンサーは、必ずしも「良い」とは限りません。商品・サービスとの相性、フォロワーの属性、インフルエンサーのエンゲージメント率など、様々な指標をもとに採用の検討をしなければなりません。
やみくもにインフルエンサーにクラウドファンディングのPR依頼をしては、効果は得られません。インフルエンサーを選定する際のチェックポイントを具体的に解説している記事があるので、ぜひご参考ください。
魅力が伝わる文章やキャッチコピーを考える
クラウドファンディングの場合、商品やサービスがまだないケースがほとんどです。
特にまだ“アイディア”段階ですと、魅力がなかなか伝わらないこともあるでしょう。そのためには、そのアイディアの魅力が伝わる文章やキャッチコピーを予め用意する必要があります。
これには、2つの使い道があります。
インフルエンサーに依頼する時。インフルエンサーに「ぜひSNSで紹介したい」と思わせなければ、PR案件を引き受けてくれません。引き受けたとしても、報酬を要求することが多いでしょう。
インフルエンサーにPRしてもらう時。インフルエンサーのフォロワーたちに「応援したい」という気持ちになってもらうための文章やキャッチコピーです。
クラウドファンディングの拡散において、上手くいく文章やキャッチコピーには、いくつかの特徴があります。
どれが一つだけではなく、商品・サービスに合わせて、組み合わせで活用すると良いでしょう。
お得感を謳えるキャッチコピー
商品・サービスの「お得感」を出すことです。類似する商品・サービスが既に存在している場合、特に同じクラウドファンディングにも案件が出されている場合は、オススメです。
利便性を訴求するキャッチコピー
その商品・サービスがいかに便利なのかを謳えることです。特に類似する商品・サービスが既に存在している場合も、「より便利に」、「より使いやすい」というニーズを満たすアピールが肝となってきます。
社会貢献系のキャッチコピー
全ての商品・サービスに適用できるとは限りませんが、少しでも「社会貢献性」があるならば、それを全面に打ち出しましょう。クラウドファンディングの性質上から、「社会貢献性」の高い商品・サービスほど、応援されることになります。
新規性を前面に出すキャッチコピー
今までにないアイディアの商品・サービスであれば、その新規性を訴求ポイントとすることで、極めて高い効果が得られるでしょう。難しいと思うかもしれませんが、必ずどこかの差別ポイントがあるので、それを強調しましょう。
広告において、煽り系の文章やキャッチコピーは、場合によって莫大な効果が得られます。しかし、クラウドファンディングの集客の場合、オススメできません。
写真が撮れるように商品を必ず用意する。
クラウドファンディングのPRをインフルエンサーに依頼する場合、効果を出すためには、試作品でもサンプル品でも、ノベルティでも良いので、必ず何らかの商品を用意しましょう。
商品がないと、インフルエンサーは、SNSへ写真を投稿できず、宣伝しづらくなります。
商品系の場合は、試作品やサンプル品でも問題ありません。
まだ、試作品もサンプル品もない状態、あるいは、サービス系の場合は、会社、ブランドロゴ入りのノベルティを用意しましょう。
ノベルティの製作は、安くて単価100円前後、予算1万円以内でできます。必要経費だと考えて、クラウドファンディング宣伝用のノベルティを製作しましょう。
「サイトのスクリーンショットで宣伝してください」という依頼はよく見かけますが、このような宣伝方法は全く効果ありません。
写真をSNS映えするには?
写真をどうやってSNS映えにするかを、悩む人もいるでしょうが、実は、インフルエンサーに任せるだけで良いのです。
インフルエンサーたちも、自分のSNSアカウントの世界観や雰囲気を壊したくないため、一生懸命にSNS映えするように写真を撮ってくれますし、編集も行ってくれます。
もちろん、商品があるという前提にはなりますので、前述通り、試作品、サンプル品やノベルティなど、写真が撮れるように商品を必ず用意しましょう。
また、インフルエンサーのアカウントも事前に確認し、自社の商品・サービスとの雰囲気が合うかどうかなども含め、お互いの「SNS映え」定義が一致するかを確認しましょう。
インフルエンサーだけの特典を用意
インフルエンサーのフォロワーたちに応援してもらう以外に、インフルエンサーにも応援してもらいましょう。
インフルエンサーにクラウドファンディングのプロモーションを行ってもらう際に、写真を撮るための商品以外に、「応援してくれたら、更にプラスアルファのリターンを差し上げる」とインフルエンサーだけの特典も用意しましょう。
ポイントは、通常とはワンランク上のリターンを用意することです。
たとえば、通常では、3,000円の応援に対して、完成品1個のリターンを設定している場合、そのインフルエンサーだけに、完成品2個のリターンを特別に設定しましょう。
インフルエンサーのフォロワーにも特典を用意
できれば、インフルエンサーのフォロワーにも、特別なリターンを用意しましょう。
これらの特典をインフルエンサーの「フォロワー限定」にすることで、インフルエンサーも特別感を覚える結果、インフルエンサー奮ってクラウドファンディングをPRしてくれるからです。
もう一つの目的は、実際のPR効果を集計することです。
実際に、個別のインフルエンサー経由、もしくはインフルエンサーマーケティング全体の宣伝効果を集計するのが難しいです。
どの応援者はどのインフルエンサー経由なのか、そもそも、それはインフルエンサー経由なのかはわかりません。
しかし、インフルエンサーのフォロワーにも特典を用意することで、インフルエンサーとのコミュニケーションに加えて、インフルエンサーとフォロワーとのコミュニケーションを促すことになる結果、こういった結果の集計もできるようになります。
また、多くの場合、商品・サービスに関するフィードバックも得られることから、本当の意味の「テストマーケティング」ができます。
クラウドファンディングページまでのプロセスを最適化
クラウドファンディングをSNSで拡散する時の注意点で、「Instagramからクラウドファンディングのページへうまく誘導できない」ことについて触れました。
Instagramでは、投稿にURLを記載できない仕組みになっており、URLは記載できるものの、テキストとして表示されており、リンクとしては機能しません。
そのため、インフルエンサーたちがInstagramの投稿に、クラウドファンディング案件ページのURLを載せても、フォロワーたちは、そこから、クラウドファンディングの案件ページへアクセスすることができません。
ブラウザーを使っているなら、まだコピペは出来ますが、アプリですと、コピーすらできませんので、フォロワーたちは、そのURLを最初から打ちこまなければなりません。
確かに、フォロワー1万人以上のインスタグラマーは、ストリーズ(およびハイライト)に、リンクを貼ることはできますが、フォロワー1万人以上のインスタグラマーですと、商品の提供のみ(ギフティング)で無料PRしてくれる場合も限られてしまいます。
Instagramでは、自分のプロフィールに、一つだけのリンクを貼ることができますので、最善な解決策としては、インフルエンサーに、プロフィールにリンクを掲載してもらうことですが、「一つしか掲載できない」ので、よほど協力的なインフルエンサーでなければ、なかなか応じてくれないでしょう。
これを解決するには、下記の方法を必ず行ってください。
①自社のInstagramのアカウントを用意:Instagramアカウントを持っていない場合、開設しましょう。簡易に商品の写真などを投稿しましょう。
②プロフィールにクラウドファンディングのURLを掲載:プロフィールに1つのリンクを掲載できるので、この段階では、クラウドファンディングページのURLを設定しましょう。のちに、商品化した後に、サービスページへ切り替えたり、販売ページに差し替えたりすればよいです。
③「タグ付け・メンション」の依頼:インフルエンサーに投稿を依頼する際に、自社アカウントへの「タグ付け・メンション」を必ず必ずお願いすることです。
そうすることで、
「インフルエンサーの投稿」=>「自社のアカウント」=>「クラウドファンディングのページ」
という導線(流れ)が自然とできてしまいます。
フォロワーたちは、インフルエンサーのPR投稿から2クリック(タップ)だけで、クラウドファンディングのページへたどり着くことができます。
なお、「クラウドファンディングサイトで○○○を検索してください」という依頼もよく見かけますが、インフルエンサーのフォロワーたちは、よほど興味を持っていなければ、そこまではしません。このような頼み方は、あくまでも「付け加える」程度に留めてください。
クラウドファンディングの宣伝方法目標を達成させるポイントのまとめ
この記事では、まずクラウドファンディングを立ち上げてから、クラウドファンディングの告知と宣伝の方法を見てきました。主には、3つの方法があります。
- 知り合いに応援してもらう
- 広告を出す
- SNSで宣伝をする
そのうち、SNSの拡散力を利用したクラウドファンディングの宣伝は、最も効果的な方法ですが、いくつかの注意点があります。
- インフルエンサーがSNSでアピールする商品がない
- 商品がSNS映えしない
- Instagramからクラウドファンディングのページへうまく誘導できない
これらの問題点を解決し、クラウドファンディングの集客効果を高めるためには、8つのポイントがあります。
- インフルエンサーの拡散力を最大限に活用する
- 適切なインフルエンサーを起用
- 魅力が伝わる文章やキャッチコピーを考える
- 写真が撮れるように商品を必ず用意する。
- 写真をSNS映えするには?
- インフルエンサーだけの特典を用意
- インフルエンサーのフォロワーにも特典を用意
- クラウドファンディングページまでのプロセスを最適化
インフルエンサーにクラウドファンディングのPRを依頼する場合は、何人採用しても0円の無料インフルエンサーマッチングサイト「AndBuzz」を利用すると、より効率的です。