ライバーとは?稼ぎ方から収入の目安まで徹底解説
- そもそもライバーってどんな人?
- YouTuberとの違いは?
- 公式ライバーとフリーライバーがいる
- 主なライブ配信アプリを紹介
- 17LIVE
- ポコチャ
- SHOWROOM
- ふわっち
- BIGO LIVE
- ライバーはどのように収入を得ているのか?
- 投げ銭
- 賞金
- 時間給
- ボーナス
- 広告主の商品をライブ配信中に紹介する
- ライバーの平均収入は?知名度に応じた収入が得られる!
- 初心者レベル:年収数万円程度
- 中級者レベル:年収数百万円以上
- 上級者レベル:年収数千万円以上
- 収入を得られるライバーのポイント
- 自分が好きで他と比較して勝てるカテゴリーを見極める
- 配信日、配信時間を定期的にし、配信を継続する
- 視聴者とのコミュニケーションを高める
- 稼げて知名度を高められるイベントに積極的に出ていく
- 収入を得られないライバーのポイント
- 配信が不定期でいつ見られるかわからない
- コミュニケーションが少ない
- 配信される映像が悪い
- アイコンなどの画像が見にくい
- 多くの収入を得られるライバーの秘訣とは?
- 配信に必要な機材を揃える(良い機材を使う)
- 他のライブ配信を見て学ぶ(真似る)
- マッチングサイト経由で仕事を取得
- フリーライバーでもマッチングサイト経由でお仕事を獲得できる!
ライバーとは?稼ぎ方から収入の目安まで徹底解説
ライブ配信アプリでライブ配信を行って収益を得る、「ライバー」という職業が近年注目されています。映像を配信するという点ではYouTuberと似ていますが、動画編集が不要なことや、視聴者からの「投げ銭」が主な収入源であることが大きな違いです。
ライバーの大きな魅力は、スマホひとつで簡単になれることや、視聴者とリアルな交流を図れることです。しかし、ライバーは簡単になれる一方で、安定して「稼げるライバー」になるのは大変です。稼げるライバーになるためには、収入の仕組みやライブ配信のコツについて、詳しく知っておくことが重要です。
本記事では、ライバーという職業の概要や収入源、稼ぐライバーになるためのコツなどについて詳しく解説します。また、安定した収入を得るために効果的な、ライバー事務所やマッチングサイトについてもご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
そもそもライバーってどんな人?
そもそも「ライバー」とは、「ライブ配信」を行って収入を得る人を指します。つまり、ライブ配信で稼いでいる人が、ライバーと呼ばれるということです。近年、ライバーとして活躍する人が急激に増加しており、YouTuberと同じくらい注目を集めています。
ライブ配信の内容は、法律に抵触したり問題視されたりするものでなければ、基本的には自由です。ライバーが配信するコンテンツにはさまざまな種類のものがあり、それぞれが個性を発揮できるジャンルで活躍しています。主なライブ配信の内容として、下記8種類のジャンルが挙げられます。
- 歌ってみた系
- 弾いてみた系
- ラジオやトーク系
- パフォーマー系
- バラエティ系
- ゲーム配信系
- お悩み相談系
- 雑談系
ライバーは上記のような多種多様なコンテンツを、ライブ配信アプリを活用して提供しています。本記事では、YouTuberとの違いやライバーの活動形態について、さらに詳しく解説します。
YouTuberとの違いは?
動画を配信して稼ぐ職業というと、まず「YouTuber」を思い浮かべる方が多いでしょう。しかし、ライバーとYouTuberとの間には、「配信方法」と「収入源」という2つの点で大きな違いがあります。
YouTuberは事前に撮影した映像を編集してから、YouTubeに動画を投稿します。一方で、ライバーはリアルタイムのライブ配信を行います。そのため、ライバーには動画編集のための機材や技術が不要で、スマホひとつさえあれば活躍できることが特徴です。また、ライブ配信を通じて、視聴者とリアルタイムのコミュニケーションも行えます。
さらに、YouTuberの主な収入源は「広告収入」である一方で、ライバーの場合は「ギフティング」です。ギフティングは分かりやすく言うと「投げ銭」、つまり視聴者からの寄付を指します。収入源がまったく異なるため、「どういう人が稼げるのか」も違うことがポイントです。
YouTuberの広告収入は、基本的には視聴回数によって収入額が決まります。そのため、いかに多く再生してもらうかが重要です。一方で、ライバーはたとえ視聴回数が多くても、投げ銭が少なければ稼げません。そのため、いかに根強いファンを獲得できるかが、ライバーにとって特に重要になります。
公式ライバーとフリーライバーがいる
ライバーには「公式ライバー」と「フリーライバー」という、2つの活動形態があります。公式ライバーは、ライブ配信アプリから認定を受けたライバー、もしくはライバー事務所と契約を結んでいるライバーのことです。
アプリから認定されたライバーは「アプリ認定ライバー」と呼ばれますが、アプリ認定ライバーがいるかどうかはアプリによって異なり、アプリ認定ライバーがいないケースもあります。
ライバー事務所に所属しているライバーは、ライブ配信を行うために必要なサポートを得られます。例えば、ライブ配信のテクニックやコツの提供や、事務処理の担当などです。ライバー本人はライブ配信に専念できるため、ライブ配信のクオリティや頻度を高めやすくなります。
フリーライバーは、アプリからの認定や事務所への所属なしで、独力で活動するライバーです。事務所に所属していないため、ライブ配信の機器の調達や事務処理など、すべてを自分で行う必要があります。
フリーライバーは知名度や収入の点で不利ではありますが、自分の思うタイミングで好きな内容の配信ができるという魅力があります。また、フリーライバーであっても「マッチングサイト」を契約すれば、収入を獲得できるチャンスを増やすことができます。
主なライブ配信アプリを紹介
ライバーは「ライブ配信アプリ」を介して、ライブ配信を行います。ライブ配信アプリとは、スマートフォンを用いてリアルタイムに映像を配信できる、専用のアプリのことです。ライブ配信を行うという特性上、スマホ1台さえあれば使えるのがライブ配信アプリの魅力です。
ライブ配信アプリでは、視聴者がコメントや投げ銭などを行えるため、リアルタイムで緊密なコミュニケーションができます。視聴者といかに交流してファンを獲得できるかが、ライブ配信アプリでライバーとして活躍するためのコツです。
ライブ配信アプリにはさまざまなものがありますが、本記事では下記5つの有名なライブ配信アプリについて解説します。それぞれのライブ配信アプリの特徴を踏まえたうえで、より詳しく見ていきましょう。
ライブ配信者の特徴 | 対応機器 | アプリの特徴 | |
17LIVE | 主に女性が多い | スマートフォン | 視聴者数が多い |
ポコチャ | 10代〜30代の女性が多い | スマートフォン | 初心者も参加しやすい |
SHOWROOM | 主に男性が多い | スマートフォン・パソコン | 定期的にオーディションイベントを開催している |
ふわっち | 男女比が同じくらい(比較的年齢層が高い) | スマートフォン | 「ニコ生」に近い雰囲気がある |
BIGO LIVE | 男女比が同じくらい | スマートフォン・パソコン | ゲーム実況配信におすすめ |
17LIVE
引用元:17Live
「17Live(イチナナ)」は、日本や台湾などアジア諸国だけではなく、アメリカやインドなど世界的に展開する「17LIVEグループ」が運営しているライブ配信アプリです。17Liveは、異なる意見を尊重するというクリエイティブなオープンマインドをテーマとして、幅広いライバーから支持を集めています。
17Liveは芸能人の利用者も多く、業界トップクラスのシェア率を誇っているライブ配信アプリです。しかも、日本国内だけではなく海外でも主流のライブ配信アプリなので、視聴者の数が圧倒的に多いことも魅力です。とにかく多くのファンを獲得して、稼げるライバーになりたい方は、17Liveを使ってみるといいでしょう。
ポコチャ
引用元:Pococha
「ポコチャ(Pococha)」は、インターネットやモバイル関連事業で有名な、「DeNA」が運営しているライブ配信アプリです。近年、着実に視聴者数が増えつつあるアプリで、知名度の高いライバーも多く参入するようになっています。「ダイヤ」を稼いでそれを換金するというシステムを採用していて、ダイヤはライブ配信を行うことで獲得できます。
ポコチャはライバーが稼ぎやすい機能が揃っています。例えば、配信時間に応じてダイヤがもらえたり、「いいね」やコメント数が増えればもらえるダイヤが増えたりするなどです。安定して収入を得やすいことや、視聴者と親密に交流しやすいことなどから、ライバーからの評判も良いライブ配信アプリです。初心者の方でもおすすめできます。
SHOWROOM
引用元:SHOWROOM
「SHOWROOM(ショールーム)」は、有名なアーティストやアイドルが多く参加していて、近年人気が急上昇しているライブ配信アプリです。アバターを活用してライブ空間のような画面を作れることや、視聴者とのコミュニケーションを行いやすいことなどが魅力です。TwitterやFacebookのアカウントとも連携できるため、SNSでの活動が多い方にも向いています。
また、芸能人が多いライブ配信アプリということもあり、定期的に「オーディションイベント」も開催しており、活動範囲をさらに広げることができるチャンスも獲得できます。ライブ配信から有名になりたい方や、ライバーという枠を超えてさまざまな舞台で活躍してみたい方は、SHOWROOMで上位を目指してみるといいでしょう。
ふわっち
引用元:ふわっち
「ふわっち」は、2015年にサービスを開始したライブ配信アプリで、「ニコ生」のような雰囲気があります。視聴者が「アイテム」によって投げ銭ができたり、ランキングの上位者にポイントボーナスが与えられたりするなど、ライバーが稼ぎやすい機能が多く搭載されていることが特徴です。匿名でコメントができるため、視聴者にとっても利用しやすいライブ配信アプリです。
ふわっちの魅力は、他のライブ配信アプリとは異なり、ニコ生同様に少しアンダーグラウンドな雰囲気があることです。そのため、ライバーや視聴者の年齢層は比較的高めで、他のライブ配信アプリではNGになるような「グレー」な配信内容が多いようです。他のライブ配信アプリが合わない方や、少し変わった方向性でライブ配信を行いたい方に向いています。
BIGO LIVE
引用元:BIGO LIVE
「BIGO LIVE(ビゴライブ)」は、シンガポールの「BIGO Technology Pte. Ltd.」が運営している、海外製のライブ配信アプリです。人口が多い東南アジアをメインとして展開しているため、日本国内で展開しているポコチャと比べると、視聴者数が圧倒的に多いことが特徴です。最大9人でライブ配信ができる「マルチゲスト配信」や、ライバー同士で盛り上がりを競い合える「PK配信」など、独特の機能が多数搭載されています。
ゲーム配信をするための機能も搭載されているため、ゲーム配信のライバーとして活躍したい方に向いています。BIGO LIVEは、日本人ライバーがまだまだ少ないライブ配信アプリです。そのため、日本からの視聴者は少ない一方で、海外のファンを獲得しやすい傾向があります。世界的に活躍したい方は、BIGO LIVEに参加してみるといいでしょう。
ライバーはどのように収入を得ているのか?
ライバーの主な収入源は、視聴者からの「ギフティング」です。つまり、ライブ配信の視聴者がライバーを応援する気持ちが、ライバーの収入につながります。これは、広告収入がメインのYouTuberとの大きな違いです。
その他にも、配信アプリからランクや配信時間に応じてボーナスがもらえたり、事務所に所属している場合は時間給が支給されたりします。場合によっては、企業の商材を紹介して稼ぐことも可能です。本章では、ライバーが収入を得られる下記5つの方法について、詳しく解説します。
- 投げ銭
- 賞金
- 時間給
- ボーナス
- 広告主の商品をライブ配信中に紹介する
投げ銭
ライバーにとって最も主要な収入源は、視聴者からの「ギフティング(投げ銭)」です。各ライブ配信アプリでは、ゴールドやダイヤ、アイテムなど独自の「ギフト」を導入しています。視聴者はライバーに対して、ギフトを送るという形で投げ銭を行い、ライバーは獲得したギフトを換金することにより、現金を稼いでいます。
こうした点が、YouTuberとライバーの大きな違いです。YouTuberの主な収入源は広告収入で、その収益は基本的には再生数に依存しています。一方で、ライバーはいくら視聴回数や視聴者数が多くても、ギフティングを得られなければ稼げません。つまり、「サポートしたい」と視聴者が思えるようなライブ配信を行うことが、ライバーとして稼ぐコツだということです。
言い換えれば、視聴回数や視聴者数は少なくても、ギフティングを多くしてくれるファンを獲得できれば、稼げるライバーになれるということです。ちなみに、ギフトはその金額分すべてが収入になる、というわけではありません。多くのライブ配信アプリでは、ギフトの30%~50%前後はアプリ側に徴収されるため、獲得したギフトの50%~70%前後が収入となることに注意が必要です。
賞金
ライブ配信アプリが開催している「イベント」に参加して、その賞金を得ることでも稼げます。多くのライブ配信アプリでは、定期的に何らかのイベントが開催されています。ライブ配信アプリのイベントの種類は、大きく分けると下記の2つです。
- イベント参加型
- ミッションクリア型
「イベント参加型」のイベントは、参加することで他のライバーとポイント数や視聴者数を競うことができて、その達成状況によって賞金を獲得できるというものです。ランキング上位に入賞すれば、高額な賞金をゲットできるチャンスもあります。
一方で「ミッションクリア型」のイベントは、特定の条件をクリアすることによって賞金を得られます。例えば、「指定ポイント数以上を獲得する」や「指定時間内に一定時間以内のライブ配信をする」などです。
イベントに参加すると、賞金が手に入るチャンスを獲得できるだけではなく、ライバーとしての知名度を高めることもできます。イベントに参加してランキング上位に入ることで、一気に知名度が高くなってファンが増えるということもあるようです。
時間給
「時間給」は、ライブ配信の時間に応じて得られる収入です。事務所に所属しているライバーは、配信時間に応じた報酬が支払われるため、安定して稼ぎやすい環境が整っています。時間給の金額や条件など、収入の詳細は事務所によってさまざまですが、配信時間が多ければそれだけ収入が増えることは確かです。
また、ライブ配信アプリ自体に時間給のシステムが導入されている場合は、事務所に所属していなくても時間給で稼げます。そのため、事務所に所属せず自由に活動したい一方で、収入源もできるだけ安定させたいという場合は、時間給が保証されているライブ配信アプリを選ぶのもひとつの方法です。
いずれの場合でも、有名なライバーほど配信時間あたりの報酬額、つまり時給も高くなる傾向があります。そのため、ライバーのランクを上げることができれば、それだけ時給も上がって稼ぎやすくなります。
ボーナス
ライブ配信アプリによっては、アプリ側がライバーにボーナス報酬を提供していることもあります。視聴者数やファンの人数が多いライバーは、通常の報酬にプラスアルファして、ボーナスが支給されます。そのため、より多く稼ぎたいライバーは、積極的にボーナスを獲得していくことが重要です。
基本的には、フリーライバーよりも事務所に所属している方が、ボーナスの獲得に有利になるようです。ライバー事務所側がライブ配信アプリと提携していて、それだけ報酬面でも優遇を受けられるからです。そのため、とにかくたくさん稼ぎたいという方は、ライバー事務所に所属することをおすすめします。
ちなみに、ライブ配信のボーナスは、主に「ポイント報酬」や「換金率の向上」などです。前述したように、ライバーが獲得したギフトは、そのすべてが収入になるというわけではありません。換金率が向上すれば、ライブ配信アプリ側に徴収される分が減って、同じギフトでも収入を増やすことができます。
広告主の商品をライブ配信中に紹介する
いわゆる「企業案件」も、ライバーの稼ぎ方のひとつです。企業案件の内容は、企業の商品やサービスなどをライブ配信中に紹介して、その対価として企業から報酬が支払われるというものです。報酬のシステムは契約によって異なりますが、時間給もしくは成果報酬、あるいはその両方となります。また、ライブ配信の方法は下記3種類のいずれかです。
- 企業のオフィスや店舗で配信
- オンラインでコラボして配信
- 通常どおり単独でライブ配信
企業案件をフリーライバーが受注するのは容易ではありませんが、事務所に所属していると事務所側が斡旋してくれることがあります。また、フリーライバーであっても、企業とライバーを引き合わせる「マッチングサイト」を活用すれば、高単価の企業案件を効率的に受けることができます。
こうした企業案件の魅力は、他の収入源よりも単価が高いことです。企業が求める内容を配信する必要があるため、自由度は低く難易度も高いですが、稼げるライバーになりたい方はぜひ企業案件の獲得を目指しましょう。
ライバーの平均収入は?知名度に応じた収入が得られる!
ライバーを目指す方が気になるのが、「どれくらい稼げるか」ということでしょう。ライバーの平均収入はYouTuberと同じく、ライバーの知名度やファンの数によってさまざまです。海外では、億単位の月収を稼ぐライバーもいるようです。日本国内で活動するライバーでも、有名になれば月収1
,000万円も夢ではありません。本章では、ライバーの平均年収について、下記3つのレベルに分けて詳しく解説します。これからライバーとして活躍することを目指す方は、ぜひ参考にしてみてください。
- 初心者レベル:年収数万円程度
- 中級者レベル:年収数百万円以上
- 上級者レベル:年収数千万円以上
初心者レベル:年収数万円程度
トップクラスのライバーとして活躍できる方は、残念ながらごく少数に限られています。また、どんなライバーであっても、最初は初心者からのスタートです。こうした初心者ライバーの平均的な収入は、下記のようになっています。
- 平均月収:数千円~数万円
- 平均年収:数万円~数十万円
ライバーのほとんどが、上記の範囲内の収入となっています。残念ながら、ライバーを専業として生活することはできませんが、副業としてなら十分な水準だといえるでしょう。さらに上を目指すのであれば、後述するポイントを参考にしてみましょう。
ちなみに、近年ではステイホーム需要の増加によって、ライバーの収入も増加傾向にあるようです。ライブ配信の頻度を維持してノウハウを積み重ねていけば、収入は着実に増えていくはずです。
中級者レベル:年収数百万円以上
ライバーとして活動を継続して、着実にファンを獲得していけば収入が増えていきます。ファンからのギフティングだけではなく、イベントの賞金や時間給などで稼げるようになるでしょう。この段階の中級者レベルのライバーになると、下記の水準の収入を得られます。
- 平均月収:8万円~80万円
- 平均年収:100万円~1,000万円
この段階では、まだ収入が不安定なことが多いため、ライバーとして生計を立てようとするのはリスクがあるかもしれません。一方で、副業収入としては十分な水準に達しているため、ライブ配信を楽しみながら活動したいという方にとっては、理想的なレベルだと言えるでしょう。
さらに上のレベルを目指したい方は、ファンを惹きつけられる魅力が必要になります。例えば、他のライバーにはない特技や、独特のコンテンツを提供しているなどです。それがあれば、トップクラスのライバーになることも夢ではありません。
上級者レベル:年収数千万円以上
ライブ配信アプリからの特別ボーナスや、多数の企業案件を獲得できるようになれば、上級者レベルのライバーの仲間入りです。このクラスになれば下記のとおり、一般的なサラリーマンではまず不可能な、莫大な収入を得ることができるでしょう。
- 平均月収:80万円~800万円以上
- 平均年収:1,000万円~1億円以上
これだけの収入を稼ぐことができれば、ライバーを本業として生計を立てることも可能です。ただし、トップクラスのライバーになるのは困難で、さまざまな課題をクリアする必要があります。
これからご紹介するような「稼ぐためのコツ」を意識して実践し、熱心なファンを獲得するようにしましょう。ちなみに、現在活躍しているトップクラスのライバーには、下記のような人がいます。トップクラスのライバーの配信内容も、参考にしてみてください。
- 金子賢
- 長谷美穂
- 村上ゆり
- 奇跡を起こすZ❣伝説のなつみかん
- あゆあゆ
収入を得られるライバーのポイント
「稼げるライバー」になるためには、とにかく「視聴者が楽しめる」コンテンツを提供することが重要です。ライバーはYouTuberとは異なり、撮影した動画を編集できません。そのため、すべてが一発勝負になります。
ライブ配信で収入を増やすためには、他人に負けないカテゴリーで配信を継続して、視聴者とのコミュニケーションを丁寧に行うことが重要です。本章では、どのようなライバーが収入を得やすいのかという点について、下記4つの点から詳しく解説します。
- 自分が好きで他と比較して勝てるカテゴリーを見極める
- 配信日、配信時間を定期的にし、配信を継続する
- 視聴者とのコミュニケーションを高める
- 稼げて知名度を高められるイベントに積極的に出ていく
自分が好きで他と比較して勝てるカテゴリーを見極める
近年、ライブ配信アプリに参入する人が増えているため、ライバー同士の競争が激化しています。そのため、他のライバーより秀でたことや特徴がなければ、収入を増やすのは難しいかもしれません。できるだけ自身の得意分野で挑戦するようにしましょう。
例えば、歌や楽器の演奏、ダンスなどができるのであれば、ぜひその特技を活かしてみましょう。ライブ配信アプリには、これらの分野で活躍している人が多いですが、音楽にもさまざまなジャンルがあるため、他のライバーとの差別化は十分に図れます。
楽器の演奏をする場合は、ギターやヴァイオリン、ピアノやドラムなど楽器の特色を活かした配信がおすすめです。歌やダンスの場合も、自身のレパートリー曲を披露してみると良いでしょう。演奏して欲しい曲があるかどうか、視聴者にリクエストを尋ねるのも盛り上げるコツです。
何か目立つパフォーマンスはできなくても、「トーク」がとにかく得意なライバーもいます。経験や知識が豊富でさまざまな話題について語れる人や、面白いことを話せる人は、雑談系のライブ配信で活躍できるかもしれません。悩み相談やチャット形式のような配信も、視聴者を惹きつける可能性があります。
ただし、ライブ配信アプリによって視聴者層が異なるため、自身のジャンルが視聴者の好みと合っているか考えることも重要です。他のライバーに勝てるカテゴリーを見極めたうえで、ファンを獲得できそうなライブ配信アプリを選ぶようにしましょう。
配信日、配信時間を定期的にし、配信を継続する
ライバーとして安定した収入を得るためには、定期的な配信を継続することも重要です。「この時間になれば会える」と視聴者に認識してもらうことができれば、その時間帯にファンが待機してくれるようになります。配信する曜日や時間帯をある程度決めておけば、固定ファンを獲得できるでしょう。
テレビドラマをイメージすると、分かりやすいのではないでしょうか。例えば、月曜日の10時から始まるドラマが好きになったら、毎週月曜日の10時はできるだけ時間を作ろうとするはずです。しかし、そのドラマが5時から始まったり11時から始まったりすると、見逃すことが増えて見る気がなくなってしまうでしょう。
ただし、視聴者のターゲット層に合わせて、配信日や時間帯を決めることが重要です。例えば、ターゲットが働き盛りの社会人であれば、平日の早い時間帯にライブ配信をしてもあまり見てもらえません。休日に重点的に配信したり、遅めの時間帯を選んだりする必要があります。
また、定期的なライブ配信を継続することは、ライブ配信アプリでの「ランク」を高めるためにも重要です。ライブ配信アプリによっては、ランクや順位が高くなるとボーナスを得られたり、ギフトの換金率が高まったりします。固定ファンを獲得して、収入獲得の効率を高めるために、定期的な配信を心掛けましょう。
視聴者とのコミュニケーションを高める
ライブ配信で収入を増やせるかどうかは、視聴者とのコミュニケーション次第といっても過言ではありません。前述したように、ライバーの主な収入源はギフティング、つまり視聴者からの投げ銭です。そのため、視聴回数や視聴者数ではなく、「ギフティングを多く得られる」ことを意識して、ライブ配信を行うことが重要です。
視聴者側にとって、ライブ配信の醍醐味はライバーとのコミュニケーションです。視聴者と積極的に会話して、視聴者のアクションに対して誠実に反応しましょう。例えば、まったく話をせずにパフォーマンスばかり行っていると、冷たい印象を与えてしまうことがあります。それとは逆に、一方的に話し続けてしまうと、いくらトークが上手くても退屈な印象を与えてしまいます。ライブ配信では、双方向のコミュニケーションを心掛けましょう。
視聴者に「このライバーを応援したい」と感じてもらえるようになるためには、トークのクオリティや内容よりも、まずは常識を持つことが重要です。例えば、視聴者のコメントをしっかり読んで反応することや、ギフトがあったときは金額に関わらず喜んでお礼をするなどです。投げ銭をしてライバーが喜ぶと、視聴者は「良かった」と思ってこれからも投げ銭をしてくれるでしょう。
また、初見の視聴者に対しても、丁寧な対応を心掛けることが重要です。初見での対応によって、視聴者がライバーに対してどのようなイメージを持つかが決まります。視聴者やファンが多くなると、どうしても対応が行き届かなくなるものです。しかし、初見の視聴者への丁寧な挨拶を心掛けると、さらにファンを増やすことができます。
稼げて知名度を高められるイベントに積極的に出ていく
ライブ配信アプリでは、定期的にイベントが開催されているため、積極的に参加することが重要です。イベントで上位にランクインしたり、条件をクリアしたりすると、ボーナスを獲得できるので稼げます。さらに、イベントの参加者やランキングはアプリ内で公開されるため、視聴者からの知名度を高めることもできます。
イベントの内容や達成条件などは、ライブ配信アプリによってさまざまです。アプリによっては、ライバーと視聴者が協力して、一緒に上位を目指すというものもあります。こういうイベントに参加すれば、ライバーとファンの一体感が強まって、今まで以上に絆を深めることができます。
たとえ上位にランクインできなくても、イベントを頑張る姿や楽しむ様子をアピールできれば、「応援したい」と思ってもらえるはずです。このようにファンからの印象が良くなると、その後のライブ配信で今まで以上にギフトを得やすくなり、収入を増やすこともできます。
ライブ配信アプリによっては、初心者のライバーでも参加しやすいイベントが用意されていて、上位に入りやすいこともあります。ほとんどのアプリでは多様性に富んだイベントが開催されているため、ぜひ積極的にチャレンジしてみましょう。
収入を得られないライバーのポイント
先ほどご紹介した、収入を得やすいライバーの条件に当てはまっていない場合は、収入がなかなか増えないかもしれません。配信が不定期だったり、コミュニケーションが不十分だったりしないように注意して、ライブ配信を行いましょう。本章では、どのようなライバーが収入を得づらいのか、下記4つの観点から解説します。
- 配信が不定期でいつ見られるかわからない
- コミュニケーションが少ない
- 配信される映像が悪い
- アイコンなどの画像が見にくい
配信が不定期でいつ見られるかわからない
配信のタイミングが不定期だったり、回数が少なすぎたりすると、ファンを獲得することは困難です。いつライバーと会えるか分からず、ライブ配信を見られないことが増えると、ファンの関心が薄れてリピートしてくれる可能性が低くなります。
多くの視聴者は、定期的にライバーに会えることを期待しています。そのため、ライブ配信はできるだけ定期的に、なおかつ高頻度で行うようにしましょう。例えば、毎日午後10時から配信する、週3回の特定の曜日に配信するなどです。
ライブ配信の頻度は、アプリ内のランクに影響することも多いです。ライブ配信の頻度が低いと、ランクが下がってしまいます。ランクはボーナスをもらえる確率や、ギフトの還元率などに影響することもあるため、できるだけ頻度を保ってランクを上げましょう。
コミュニケーションが少ない
視聴者と丁寧なコミュニケーションを取ることができないと、印象が悪くなってファンが離れていきます。トークの内容や面白さよりも、まず意識すべきことが「挨拶」です。挨拶の有無によって、ライバーの印象は大きく変わります。
例えば、視聴者がライブ配信に参加したときに、ライバーが名前を呼んで挨拶してくれると、それだけで印象は良くなるものです。一方で、視聴者が参加しても無視して話し続けると、大事にされていない感じがしてファンになってくれないでしょう。
パフォーマンスの最中は挨拶できませんが、そのことは視聴者も理解しています。その場合は、パフォーマンスが終わった後のトークで、新たに参加した視聴者に対して挨拶しましょう。対応が行き届いている感じがして、視聴者からの印象も良くなります。
また、視聴者からコメントがあったときも、できるだけ無視せずに返事をしましょう。一方的なトークを続けるのではなく、双方向のコミュニケーションを意識することが重要です。一人ひとりの視聴者を大切にすれば、継続的に視聴してくれるファンを獲得できます。
配信される映像が悪い
配信されるライブ配信の品質が悪いと、視聴者はストレスを感じて離れてしまいます。例えば、ライブ配信の画質が低すぎると、何をやっているのか分かりません。音声がこもっていたりノイズが多かったりすると、聞き取りづらくてストレスがたまります。また、通信環境が悪い状態でライブ配信すると、映像が途切れてしまうでしょう。
ライブ配信を行うときは、視聴者にいかに快適に楽しんでもらうかを、最大限に意識する必要があります。そのため、ライブ配信を行うときは、できるだけ良好な通信環境を整えて、画質が悪化したり途切れたりすることがないように注意してください。また、音声の品質はユーザーの印象に大きな影響を与えるため、できれば高品質なマイクを使うことをおすすめします。
アイコンなどの画像が見にくい
ライバーは「第一印象」が大切です。初見の視聴者がライブ配信を視聴するときは、まず検索画面や一覧などで並んでいる、ユーザーの「アイコン画像」の中からライバーを選びます。そのとき、アイコンの画質が悪かったり画像が好ましくないものだったりすると、悪い印象を与えてしまうためライブ配信を見てもらえなくなります。
第一印象を良くするためには、プロフィールの「アイコン画像」を綺麗なものにして、ユーザーに好印象を与えるようにしましょう。アイコンが魅力的なものだと、それだけ初見の視聴者を呼び込める可能性が高まります。アイコン画像は少しの工夫で改善できるうえに、集客効果が非常に高いので、ぜひとも意識したいポイントです。
多くの収入を得られるライバーの秘訣とは?
ライバーとして高額な収入を獲得するためには、ハード面とソフト面の双方で、ライブ配信の品質を高める努力を続けることが重要です。そのためには、配信のための良質な機材を揃えたり、有名ライバーの配信から学んだりすることをおすすめします。
また、事務所に所属することも収入向上のために効果的ですが、「マッチングサイト」を活用して収入を増やすこともできます。本章では、ライバーがさらに収入を増やすために意識すべき、下記3つのポイントについて解説します。
- 配信に必要な機材を揃える(良い機材を使う)
- 他のライブ配信を見て学ぶ(真似る)
- マッチングサイト経由で仕事を取得
配信に必要な機材を揃える(良い機材を使う)
スマホ1台さえあれば、ライバーとして活動できます。しかし、より高品質なライブ配信を行うためには、専用の機材を用意することが大切です。これにより、映像と音声の品質が高まり、視聴者からの印象が大幅に良くなります。視聴者がライブ配信を快適に視聴できるようになると、より多くのファンを獲得できて収入も増えます。
「マイク」や「ライト」などを用意しておけば、高画質で高音質な映像を、視聴者に送り届けることができます。音楽関連のライブ配信をするのであれば、ミキサーも用意しておく方が良いでしょう。ただし、こうした機材は高価なこともあり、個人ではなかなか用意できないこともあります。
ライバー事務所に所属すれば、こうした機材を借りることができます。また、機材の使い方を教えてくれたり、撮影時にサポートしてくれたりすることもあるため、個人で撮影するよりも大幅にクオリティの高いライブ配信ができます。このことからも、事務所所属のライバーは、フリーライバーよりも有利だと言えるでしょう。
他のライブ配信を見て学ぶ(真似る)
ライブ配信に限らず、どんなことでも「学ぶ」姿勢は大切です。自己流で続けるだけでは、どうしても十分な成果を得られないことがあります。そこで、ぜひ他のライバーのライブ配信を定期的にチェックして、さまざまなテクニックを学びましょう。有益だと感じたことは積極的に取り入れて、自身のライブ配信に活かすことが重要です。
他のライバーの配信を見学するときは、「人気がある理由」を分析してみてください。例えば、視聴者とのコミュニケーションの方法や対応、コメントやギフトに対するリアクションなど、基本的なことは学びやすいはずです。ライバーがどのような言動をしたときに、コメントやギフトが増えるのかまで分析すれば、収入を増やすために効果的です。
ただし、ライブ配信アプリやジャンルが違いすぎると、あまり参考になりません。アプリの特徴や配信スタイル、ライブの内容などが似通っているライバーをチェックすると、視聴者の心をつかむ配信を行いやすくなります。また、見学の際は積極的にコメントすると、他のライバーや視聴者に名前を覚えてもらえるので、認知度の向上にも効果的です。
マッチングサイト経由で仕事を取得
前述したように、事務所に所属しないフリーライバーは、集客力や収入額の点でどうしてもハンデがあります。事務所に所属しているライバーや、アプリの公式ライバーであれば、さまざまなサポートやボーナスを受けることができます。事務所に所属しているライバーは、テクニックやノウハウの提供や、企業案件の斡旋などがあるため特に有利です。
このことから、ライバーとして稼ぐためには、事務所への所属が必須なように思われるかもしれません。しかし、稼ぐライバーになるためには、別の手段もあります。それが「マッチングサイト」の活用です。マッチングサイトは、ライバーと企業を結ぶためのもので、マッチングサイトに登録すれば企業案件を獲得しやすくなります。
ライバー事務所に所属すると、使用できるアプリや配信内容に制限が加えられるため、どうしても自由な活動がしづらくなります。また、報酬額から最低でも20%~30%以上が手数料として徴収されるため、どうしても収入額が目減りすることも難点です。マッチングサイトなら、フリーライバーとして自由に活動しつつも、高単価の企業案件を獲得できます。
フリーライバーでもマッチングサイト経由でお仕事を獲得できる!
スマホ1台さえあれば、誰でも始められるのが「ライバー」という職業の魅力です。しかし、最近はライバー同士の競争が激化しているため、自身の強みを活かせる分野でチャレンジする必要があります。ハイクオリティな配信を意識して、視聴者とのコミュニケーションを重視すれば、着実にファンを増やしていけるでしょう。
一般的に、ライバーとして活躍するためには、「事務所に所属するのがおすすめ」と言われています。しかし、現在ではフリーライバーとして活動している人でも、「マッチングサイト」を活用すると企業案件を獲得可能です。マッチングサイトなら、フリーライバーとして自由な活動を続けながら、高単価な企業案件で収入を増やせます。
「ANDBUZZ」では、駆け出しのライバーの方でも、企業案件を獲得しやすい環境を整えています。ファンを獲得するためのノウハウも提供しているため、稼げるライバーになりたい方は、ぜひ弊社にご相談ください。