ブランドアンバサダーとは? Instagramで活躍するインフルエンサーの事例も紹介
- 最近よく聞くブランドアンバサダーとは?
- ブランドアンバサダーとインフルエンサーの違いとは?
- 熱狂的マニアのブランドアンバサダーが企業にとって重要な理由
- ブランドアンバサダーには2種類ある
- 1.対面型アンバサダー
- 2.オンライン型アンバサダー
- ブランドアンバサダーの仕事内容とは
- 企業ブランドの深い理解をもち発信する
- ブランド商材の購入数を増やす
- ファンコミュニティで交友関係を築く
- ブランドに有益なフィードバックをする
- ブランドアンバサダーの報酬形態
- ブランドアンバサダー事例【インスタグラム】
- J.Score×二階堂ふみ
- ブルガリ×Koki
- ブランドアンバサダーのまとめ
ブランドアンバサダーとは? Instagramで活躍するインフルエンサーの事例も紹介
ブランドアンバサダーという言葉をよく耳にするけれど、実際はどんな仕事かわからない、という方は多いでしょう。
本記事ではブランドアンバサダーに興味がある方に向けて、具体的な仕事内容について解説しています。
気になる報酬やInstagramで活躍している芸能人の事例もご紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。
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最近よく聞くブランドアンバサダーとは?
ブランドアンバサダーを一言で説明すると「ブランドの顔となり商品を宣伝する人」です。アンバサダー(Ambassador)は直訳では大使・代理人などを表します。
つまり、ブランドアンバサダーはブランドの代理人として宣伝活動を行うことを指します。
具体的にはブランド(企業)の扱う商品やサービスの魅力をより多くの人に知ってもらうために、SNSで発信したり、イベントに登壇したりします。
ブランドアンバサダーの特徴は、そのブランドに対する思いが強く、マニアとも呼べるほど関心と熱量が高いことです。
アンバサダーになるにはさまざまな条件がありますが、そのブランドや商品に対しての知識や興味があることは最低条件です。
企業側としては一時的なPRではなく、本当に愛用してくれている人を選びたいのは当然です。
そのため、もともとブランドのファンである人が選ばれることも多いでしょう。
テレビCMのように、芸能人が広告塔としてアンバサダーになることももちろんありますが、近年は一般人が採用されることも増えています。
現実味がない芸能人よりも、自分と近い位置にいるインフルエンサーが商品を紹介することで、ユーザーにとってはより親しみが湧きます。
その商品のファンで、SNSを活用している人なら、誰にでもブランドアンバサダーになるチャンスはあるでしょう。
ブランドアンバサダーとインフルエンサーの違いとは?
ブランドアンバサダーとインフルエンサーは、一般の人からはあまり変わらないように見えるでしょう。
どちらもブランドの商品をPRし、購買を促すという点では同じといえます。
インフルエンサーは、情報発信力の大きさや社会的影響力の高さが特徴で「数」の力を活かして、影響を与えられる人です。
一方のブランドアンバサダーは熱狂的なファンやユーザーに向けて「想い」を届けられる力がある人です。
インフルエンサーと名乗るには少なくとも数万人以上のフォロワーが必要です。
一方でアンバサダーは、フォロワー数に目安の値がありません。情熱があればフォロワーの人数にはこだわらないという企業も多いですが、それでも最低500人程度は必要でしょう。
企業側にとっては、どちらに宣伝を依頼するかで大きく戦略が変わります。
目的が認知アップの場合は数の多いインフルエンサーへの依頼、ベネフィット(顧客が得られる恩恵)についての理解を広めたい場合にはアンバサダーへ依頼する場合が多いです。
影響力の強いインフルエンサーの場合、何気ないひとことで炎上してしまうこともあり注意が必要です。
ブランドの顔として起用した場合、インフルエンサー自身のネガティブなこともブランドイメージに直結してしまうので、企業側としては慎重な人材選定が必要です。
熱狂的マニアのブランドアンバサダーが企業にとって重要な理由
ブランドアンバサダーの起用は、話題作りにはもってこいです。
企業の打ち出したいカラーにぴったりのアンバサダーを起用できれば、ブランドのイメージアップにもつながります。
ブランドのヘビーユーザーがアンバサダーに任命されたとなれば、元からのブランドのファンと、アンバサダーについていたファンの双方にとって大きな話題となるでしょう。
付け焼刃ではなく、本当に愛用している人のPRは消費者に対する的を射たアプローチができ、信頼度もあがります。
また、企業にとってはアンバサダーの情報発信の内容から、客観的な意見を聞けるというメリットも。
ターゲットとなる顧客を深く理解することにつながり、今後のマーケティングに生かせるでしょう。ブランドアンバサダーはただ宣伝を流すだけでなく、企業と二人三脚で商品を育てられるような人に向いています。
インターネット上にさまざまな広告があふれる現代は、消費者側の目線はとても鋭くなっています。
上辺だけで¨おすすめの商品です¨と言ったところで誰にも響かないでしょう。うそのない言葉で伝えられた時にだけ、商品の本当の良さが伝わります。
こうした観点から、ただフォロワー数だけが多いインフルエンサーよりも、熱狂的なファンは企業にとって重要な存在です。
ブランドアンバサダーには2種類ある
ブランドアンバサダーには、おおまかに分けて「対面型アンバサダー」と「オンライン型アンバサダー」の2種類があります。ふたつの違いを知っておきましょう。
1.対面型アンバサダー
対面型のアンバサダーは会議やPRイベントなどに出席し、商品の宣伝を行います。
具体的にはオリジナル製品(ステッカーやTシャツなど)の商品を販売したり、デモンストレーションをしたりといった仕事内容があげられます。
その他には、ブランドロゴやイメージカラーのユニフォームを着用し、自らが広告塔のようになることも。リアルに会える場所での宣伝活動を担います。
実際にユーザーに会って商品を紹介することは、ブランドアンバサダーにとっても自身を見てもられるよい機会となるでしょう。
2.オンライン型アンバサダー
オンライン型アンバサダーは、オンライン
(インターネット上)での情報発信の担い手をつとめるブランドアンバサダーです。オンラインアンバサダーの最も重要な役割はSNSへの投稿です。昨今ではInstagramやTwitterへ投稿し、商品をPRすることが多いでしょう。フォロワー向けにさまざまなアプローチを行い、企業の周知とブランドのイメージアップに貢献します。
その他にもインタビュー記事への参加や口コミの投稿など、Web上でできるすべてのことに対応しています。Instagramを中心に活躍しているインフルエンサーの多くは、オフラインでの仕事内容が多いでしょう。
ブランドアンバサダーの仕事内容とは
この記事を読んでいる人の中には、ブランドアンバサダーに憧れを持ち「自分もいつかやってみたい」と思っている方もいらっしゃるでしょう。ブランドアンバサダーに興味がある方のために、仕事内容について詳しく解説します。
企業ブランドの深い理解をもち発信する
ブランドアンバサダーとして活躍するには、アンバサダーに起用された企業やブランドに対しての深い理解が必要です。単に商品を掲載するだけでなく企業理念やブランドイメージをしっかり落とし込み、情報発信することが求められます。ブランドのファンやマニアがアンバサダーに適しているのは、そのためです。
例えフォロワー数が非常に多いインフルエンサーであっても、ブランドに思い入れがなかったら、どんなに必死で情報収集したとしてもコアなファンの心には響きません。
ブランド商材の購入数を増やす
企業がこぞってブランドアンバサダーを起用する最終目的は、ブランドが扱っている商品や、サービスの利用者を増やすことです。
そのためにあらゆるパブリシティ(新聞、テレビ、インターネット記事など)を用い、企業の認知度を拡大したいと考えています。
ブランドアンバサダーが顧客のニーズにフィットしたニューやサービスについての情報を積極的に発信していくことで、商品の購買率も上がるでしょう。
ファンコミュニティで交友関係を築く
InstagramやTwitterではファン同士の相互交流がしやすいので、交友関係を築きやすいといえます。同じものが好きな人同志であれば、それだけで距離が縮まりやすいでしょう。
ファン仲間からブランドアンバサダーになる人が出ると、同じようになりたいと考える人たちのロールモデルにもなります。
また、ブランドのイメージアップのために、より熱量の高い「ファンコミュニティ」を立ち上げることもブランドアンバサダーの大切な仕事のひとつです。
ブランドに有益なフィードバックをする
ブランドアンバサダーの役割は積極的に情報発信すればそれで終わり、というわけではありません。ブランドにとって有益なフィードバックをしていくことも、大切な仕事のひとつです。
ブランド利用者として自分自身が感じたことだけでなく、フォロワーのリアクションや寄せられた疑問・不満なども企業側にきちんと伝えます。商品やサービスの改善につながり、結果的にブランドの収益増にも貢献できるでしょう。
ブランドアンバサダーの報酬形態
ブランドアンバサダーへの理解が深まってきたところで、気になるのはやっぱり報酬面です。ブランドアンバサダーの報酬額は、有名芸能人で年間600万円~1500万円程度だといわれています。
報酬の計算方法はおおまかにわけて3つの形式があります。
次の一覧を参考にしてください。
- フォロワー数に応じて支払われるもの
- フォロワー数に関係なく定額で支払われるもの
- 企業貢献が認められた場合に支払われる成功報酬
たいていの場合は試用期間があり、起用した企業側からブランドへの貢献度について検証されます。3~6ヵ月程度の活動や実績を見て、継続の有無を決められることが多いでしょう。
試用期間は無報酬という企業もあるので、最初に報酬面をきちんと確認しておくことも大切です。また、ブランドアンバサダーの場合、報酬ではなく、商品の現物支給のみということもあります。
インフルエンサーやブランドアンバサダーの収入については、人によって大きく変わるため平均値というものが分かりにくいです。インフルエンサー同士でも、あえて開示しないような風潮もあり、企業側も公開していないケースも多いでしょう。
フォロワーに応じて支払われるものだと1フォロワー1円前後、というのがひとつの相場といわれています。商品の購入を促す場合だと実際に売れたら追加で〇〇円、というような契約もあるでしょう。
昨今では、芸能人のように影響力をもつインスタグラマーも多いので、ブランドアンバサダーになることで高額な報酬を獲得できる可能性もあります。
ブランドアンバサダー事例【インスタグラム】
ブランドアンバサダーは企業・ブランドのイメージアップをはかる重要な役割です。ブランドの打ち出したいカラーや、これから獲得したい顧客層に支持される芸能人を起用できれば、高い効果が期待できるでしょう。
企業が実際にブランドアンバサダーを起用した事例を、2つご紹介します。
J.Score×二階堂ふみ
AI(人工知能)技術を駆使して、はじき出したスコアによる金融サービスを日本ではじめてスタートした「J.Score」。この企業がブランドアンバサダーとして起用したのは、女優の二階堂ふみさんです。二階堂さんには114万人ものInstagramフォロワーがいます。
J.Scoreのホームページによると二階堂さん起用の決め手は、クリエイティブな才能をもつ二階堂さんの潜在能力に着目したことが大きいようです。女優業のほかにも新しいことに積極的に挑戦する二階堂さんの姿は「AIで、内なる自分を、スコアに」というJ.Scoreのキャッチコピーがぴったりハマっています。
二階堂さんは、CMやポスターなどでご本人の魅力を存分にアピールしながら、J.Scoreの知名度拡大に貢献しています。
ブルガリ×Koki
人気タレントとして幅広く活躍されている木村拓哉さんの次女であるKōki(こうき)さんは、高級宝飾ブランド「ブルガリ(BVLGARI)」のブランドアンバサダーに起用されました。
KōkiさんはInstagramのフォロワーが325万人と、多大な影響力を持っています。また、ファッションモデル、デザイナー、作曲家など多彩なことでも有名です。15歳という若さは、これまで起用されたモデルのなかでも最年少となり、世界中に大きなインパクトを与えました。
Kōkiさんが、自身のInstagramでブルガリ商品を身につけた姿を公開するたび、インターネットニュースで積極的にとりあげられ、おおいに話題になりました。Kōkiさんの活動によって、今まで縁のなかった若い世代にもブルガリの名前が浸透したでしょう。
ブランドアンバサダーのまとめ
ブランドアンバサダーについて知識を深められたでしょうか。もし、アンバサダーになりたいブランドがあれば、自分のSNSに愛用している商品をたくさん載せてみましょう。企業の担当者の目に届くかもしれません。
また、ホームページやSNSでブランドアンバサダーを公募しているケースもあるので情報収集はこまめに行うとよいでしょう。
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ブランドアンバサダーに必要なスキルは、なんといってもブランドを愛する気持ちです。採用される可能性は誰にでもあるので、チャンスがあればぜひ、挑戦してみましょう。
実際に、アンバサダーになる方法は、こちらの記事をぜひ参考にしてください。